JR東日本長野支社は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、中央本線辰野~塩尻間において日中時間帯の運転本数を見直し、運転間隔を調整すると発表した。現在は上下各11本だが、ダイヤ改正後は上下各9本に減便。日中時間帯は3時間に1本の運転となる。
中央本線の岡谷~塩尻間はかつて辰野駅経由がメインルートだったが、1983(昭和58)年に塩嶺トンネル経由の新ルートが開業。現在は特急「あずさ」や多くの普通列車が塩嶺トンネル経由のルートを走行している。辰野駅経由のルートは「辰野支線」と呼ばれるようになり、このうち辰野~塩尻間は荷物電車を改造した1両の電車、123系「ミニエコー」が活躍したことでも知られたが、2013(平成25)年3月のダイヤ改正をもってE127系に置き換えられた。
現在、塩尻駅から辰野方面へ向かう上り普通列車は11本あり、うち8本を塩尻発辰野行で運転(朝の2本は松本発辰野行、夜間の1本は辰野駅経由の松本発岡谷行として運転)。ダイヤ改正で、現行の塩尻駅8時20分発・辰野駅8時41分着の列車を運転取りやめとするほか、現行の塩尻駅9時34分発・辰野駅9時56分着の列車は時刻を繰り下げ、塩尻駅10時0分発に変更する。12~14時台に運転される2本の列車を1本に減便し、塩尻駅の発車時刻を13時0分に変更。塩尻駅を16時台に発車する列車も時刻を繰り上げる。日中時間帯の上りは10・13・16時台の毎時0分に塩尻駅を発車する。
辰野駅から塩尻方面へ向かう下り普通列車も現在は11本あり、うち9本を辰野発塩尻行で運転(朝の2本は松本行として運転)。ダイヤ改正で、現行の辰野駅8時57分発・塩尻駅9時20分着の列車が運転取りやめとなるほか、12~15時台に運転される2本の列車を1本に減便し、辰野駅の発車時刻を14時0分に変更する。日中時間帯の下りは11・14・17時台の毎時0分に辰野駅を発車する。