きたる1月10日、Riot Games提供のタクティカルシューター『VALORANT』において、新シーズン「Episode8 Act1」がやってきます。新キャラや新マップの追加はありませんが、マッププールの変遷とリワークを実施予定。やはり目玉となるのはサービス開始以来の新武器「アウトロー」追加でしょう。

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ヘイブンOUT、アイスボックスIN。ロータスもちょっとリワーク

競技性保持の観点から7つに限定されているVALORANTのマッププール。Episode8ではアイスボックス、ロータス、サンセット、ブリーズ、アセント、バインド、スプリットがマッププールに入っており、ヘイブンが除去される模様。アイスボックスの復帰は約10カ月ぶりです。アセントはサービス開始当初から常にプレイアブルである一方、今回のマッププール更新でもフラクチャーは戻ってきませんでした。

マッププールの更新に伴い、ロータスとアイスボックスに小規模なリワークが実施されています。今回先行体験用ビルドに参加できたので、実際に見てきました。ロータスはAメインのリワークで防衛側の前詰めがさらに強化された印象で、Cサイトではスパイクを安全に設置できるようになっています。

  • B側の空間がより大きくなり、攻撃側の進行はかなり大変になりそう。タレットが置いてある場所は銃弾が貫通しなくなりました

  • Aサイト内。攻撃側から見るとあまり変わっていませんが……

  • 反対側はこんな感じに。サイト中での攻防は結構変わりそう

  • BサイトのAショート。破壊可能ドアの奥に空間が設けられ、ジャッジで角待ちすると強そうです

  • Cサイト内。狭苦しくて混沌としがちでしたが、だいぶ広々とした空間に

  • スパイク設置可能エリアが拡張され、CTの射線を完全に切ってプラントできるようになりました

  • 入口から見た様子。入ってすぐ左側に角待ちポジションがあります

  • 奥の様子。背の高い箱がなくなり、ぱっと見でクリアリングできるように

続いてアイスボックスも見てきました。ミッドが主にリワークされたようで、サイト内はほとんど変化がない模様。防衛側に新要素は特にありませんが、攻撃側はミッドを活用した新しい戦術を楽しめそうです。

  • 最も大きな変化であるミッド周辺。コンテナが建物側に寄せられ、一本道になりました

  • 防衛側から見た様子。見るべきポジションが減って撃ち合いは安全になりましたが、キッチン抜けが見えなくなって危険です

  • キッチンの様子。奥の通路に出られる流れは共通です

  • チューブの奥は窓が設けられ、通過をチェックできるようになりました

  • 窓から見た様子。ガラス等のオブジェクトはなく、遮るものはありません

  • あとBメインもコンテナが持ち上げられ、ちょっと変わりました。ソーヴァのラインナップは更新が必要になるでしょう

アイスボックスはサイト間のローテーションが困難だという声も聞かれていましたが、今回のリワークでは特に変化がない模様。ミッド進行でのB挟みはかなり強力そうですが、A進行に失敗したらおとなしく引くしかなさそうです。

ちなみに、キャラ性能にも小規模な変更が実施予定。キルジョイのタレット(E)は前方120度が検知範囲になり、わかりやすくレーザーを照射するようなグラフィックが追加されています。加えて、デッドロックのバリアメッシュ(E)はかなり大きく封鎖できるように改修されています。

新武器「アウトロー」追加。2,400コストでライトアーマーを撃ち抜く

マップやキャラクターの追加はありませんが、正式サービス以来初めての新武器「アウトロー」が追加されます。コストは2,400。距離減衰は設定されておらず、ダメージは一律で238(頭)、140(胴)、119(足)。そう、ライトアーマーなら胴撃ちで倒せます。

  • 狙撃武器としてアウトローが登場

  • ぱっと見だとマーシャルに似ています。垂直二連仕様の銃身に注目

  • 銃声はマーシャルのように軽くなく、スラッグ弾をフィーチャーした強そうな感じでした

  • 装弾数は2/10。残弾数によってリロード時間が変わる凝った仕様です

最近はライトアーマーでファントム・ヴァンダルをフォースバイするシチュエーションもよく見られましたが、相手に強力なアウトロー使いがいるとエコを強いられて苦しむことになりそう。また、チェンバーのような狙撃銃と相性のいいキャラクターは、オペレーターを買えないマネー状況で活躍の機会が増えそうだと思いました。

個人的には2,400コストという価格設定もあり、3ラウンド目の戦闘を見越してピストル勝利ラウンド後に買ってみたいところ。でも若干安すぎる気がしないでもなく、保守的に実装するならオーディン以上、オペレーター未満のコストでよかったような気もしています。

  • スキンは大好評のエゴとプリズムを実装します

新スキン「クロナミ」もお披露目。連打して鎖鎌を振り回せ

最後に新武器スキン「クロナミ」もご紹介。「ヴァンダル」「シェリフ」「マーシャル」「スペクター」「メレー」がセットになったバンドルで、セット購入するとカード1種、ガンバディー1種、スプレー1種がついてきます。お値段は9,500VP。

  • 新武器セット「クロナミ」登場

  • 「ヴァンダル」

  • 「シェリフ」

  • 「マーシャル」

  • 「スペクター」

  • 「メレー」

セット名にはクロナミと日本語が用いられており、グリップ等には刀の柄のような意匠が存在。“ONI”シリーズに続いての和風スキン実装です。フィニッシャーは天候ごと変化する大規模なもので、マップ中に雨が降って最終キルされたプレイヤーが水の球に包まれます。なんと銃撃して壊すことができる新ギミック付き。

  • 初ギミック付きのフィニッシャーです

メレー「クロナミの刃」はこれまでにない鎖鎌のような新スタイルで、正式に表記すると「二刀流チェーンクナイ」とのこと。イースターエッグとして、「武器を見る」キーを連打すると右手持ちの鎌をブンブン振り回せるようになっています。

  • バタフライナイフをカチャカチャやる人に朗報です

プレス向けに公開されたクロナミスキンシリーズ / デベロッパーコメントによると、今回のスキンは“忍”をモチーフにしつつ、リーヴァーシリーズのようにダークでエッジィな雰囲気を表現。水から実体化するような武器取り出しアニメーションは競技性維持との兼ね合いで開発が難航し、かなり大変な作業だったとのこと。全体的にフィーチャーされている水遁っぽい水の忍術は、『NARUTO -ナルト-』を参考にしたと明言されていました。

  • 手裏剣っぽい水がスライド内にシュッと入っていき、銃身に浸透していきます。水のないところでこれほどのリロードモーションを……