標準化団体のVESA(Video Electronics Standards Association)は1月3日(アメリカ・オレゴン州現地時間)、AdaptiveSyncにおける更新版について情報を公開した。VRR機能対応がわかりやすくなったほか、「デュアルモード」機能を搭載したゲーミングモニターについても規格化されている。

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今回標準化されて規格化されたのは「Adaptive-Sync Display CTS v1.1a」。工場出荷時に標準で有効化されていない「オーバークロックモード」を搭載する製品において、より高いAdaptiveSync認定を取得できるように変更。さらに「デュアルモード」搭載製品においてはロゴも用意されており、両モードにおいてAdaptiveSync認定を取得したことを表示できるようになっている。

このデュアルモードとは、解像度とリフレッシュレートを2通りから選択できるモニターをさすようだ。一例としてロゴでは2160p/144Hzと1080p/280Hzがあげられており、モニターのOSD等から設定して動作仕様を変更可能。ひとつの製品で用途に応じたモード選択を行えるというもので、LGなどから製品投入が予告されている。