NVIDIA公式サイト上に、これまで開発がうわさされてきていた「NVIDIA GeForce RTX 4090D」「NVIDIA RTX 5880」が登場している。それぞれGeForce RTX 4090、NVIDIA RTX 6000の対中輸出規制準拠版とされており、コア数や消費電力に若干差がある。
2023年末にかけて開発されていると海外で情報が流布していた対中輸出規制準拠版バリアントについて、正式に製品ページが公開されたという内容。GeForce RTX 4090Dは辰年にちなんでDragonからDが付されているモデルで、RTX 4090と同様にAD102コアを採用。しかしCUDAコアは16,384コアから14,592個に減り、Tensorコアも512個から456個に減少。その他の仕様は共通している。
また、プロフェッショナル向けのRTX 6000におけるバリアント「RTX 5880」についても詳細な仕様が判明している。かなり厳しい性能のカットダウンが行われているようで、CUDAコアは約22%も減少した14,080個を搭載。FP32における性能指標において、およそ24%もの性能低下が見込まれるという。
なお、NVIDIAはレモンド米商務長官によって規制準拠版バリアントの開発について直接言及されたことがある。