お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之が昨年12月30日、YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』で公開された動画「【毒舌M-1王者】『ヒューマンで漫才しないとダメ』ウエストランド井口×とろサーモン久保田がM-1考察! 令和ロマンの勝因、敗者復活戦への提言も! #焚き火で語る 【M-1グランプリ2023】」に出演。『M-1グランプリ2023』の予選を観て、痛感したことを明かした。

ウエストランド・井口浩之

■久保田かずのぶと『M-1』を語る

とろサーモン・久保田かずのぶと、令和ロマンが見事優勝を果たした『M-1グランプリ 2023』を振り返った井口。久保田が「結局さ、M-1の傾向やけど、漫才のシステム、リズム・フレーズ、人間性みたいに分けてるんやけど、やっぱり人間性のやつが強いね。ウエストランドもそうやったし、錦鯉もそうやし。令和ロマンも分かる、あいつのキャラクターが一撃で」と持論を述べると、井口も「そこは絶対要ります」と同意する。

続けて、井口は「僕も今年忙しくさせてもらって、ライブもそんなに出れなくなって、若手のネタも観なくなると、M-1の予選とか観てても知らない後輩も多いし、何も分からなかったりする。そいつら結構当たり前のように『ご存知』みたいな感じで、そのキャラでやってるけど」と指摘。「とろサーモンさんとかもそうだし、マヂラブさんとか錦鯉さんも、本当のツカミでどういう人か分からせてたじゃないですか。こんなん言うとアレですけど、丁寧にやってるというか」と分析する。

そのうえで、井口が「知名度のある人でもちゃんとそこをやってるのを考えると、やっぱりキャラをどんだけちゃんと伝えるか(が重要だと思う)」と述べると、久保田も「名刺だよね」としみじみとうなずいていた。

【編集部MEMO】
昨年12月24日にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送された『M-1グランプリ2023』。ファーストステージは、1位.さや香(出番順3番、659点)、2位.ヤーレンズ(出番順6番、656点)、3位.令和ロマン(出番順1番、648点)、4位.マユリカ(出番順5番、645点)、5位.真空ジェシカ(出番順7番、643点)、6位.カベポスター(出番順4番、635点)、7位.モグライダー(出番順10番、632点)、8位.ダンビラムーチョ(出番順8番、631点)、9位.シシガシラ(出番順2番、627点)、10位.くらげ(出番順9番、620点)という順位に。ファイナルステージは順位の高いコンビからネタ順を選択し、令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順番で漫才を披露した。審査員は山田邦子がヤーレンズ、博多大吉が令和ロマン、富澤たけしがヤーレンズ、塙宣之が令和ロマン、海原ともこがヤーレンズ、礼二が令和ロマン、松本人志が令和ロマンに投票、4対3で接戦を制し、令和ロマンが優勝した。