「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉領域の拡張を進めるヘラルボニーが、避難所などにおいて困難を抱える障害のある人たちのためのガイドライン・災害時に役立つ情報をまとめた特設ページを公開した。
特設Webサイト https://emergency.heralbony.jp
知的障害や発達障害など、障害のある人のなかには、突然の環境の変化に対してパニックを起こして大声を出したり、落ち着きを失ってしまう方が多くいるが、これらの特性についてはいまだ一般には知られていない。災害など非常時における配慮はまだ十分ではないなか、障害のある人たちが避難所から追いやられたり、自ら「健常者と同じ場所には(迷惑をかけてしまうので)いられない」と避難所を去っていく状況が、過去の災害時にあったという。
能登半島で発生した地震において被災した方の中にも、障害のある人がいることを想定し、障害のある人が被災地・避難所で本当に必要とする情報を、当事者はもとより多くの人にも知ってほしいと、SNSを通じて「#障害者を消さない」を始動。避難所などにおいて、困難を抱える障害のある人たちのためのガイドライン・災害時に役立つ情報をまとめた特設ページを公開し、「災害用コミュニケーションボード」などを掲載している。特設Webサイト https://emergency.heralbony.jp
また同社では、災害時に必要な情報・困りごとを、SNSで募集している。ヘラルボニー公式Xアカウント(@heralbony)宛にハッシュタグ「#障害者を消さない」で情報を寄せて欲しいという。
#能登半島地震。
— ヘラルボニー / HERALBONY (@heralbony) January 3, 2024
今この瞬間も、障害のある人は大きく混乱しているはずです。
災害時の変化に困る人々に向けてコミュニケーションを促進できたなら。大変な時を共に乗り越えられるかもしれません。
障害者が消えることのないように。#障害者を消さないhttps://t.co/0FQFq4U1yi