日本テレビのドラマ『消せない「私」―復讐の連鎖―』(毎週金曜24:30~)が、きょう5日(25:10~)にスタートする。
新年の幕開けと同時に、灰原硝子(志田彩良)は25年の人生を終わらせようとしていた。部屋で一人、除夜の鐘の音を聞きながら命を絶とうとする――刹那、テレビから流れてきた聞き覚えのある笑い声に、硝子は驚がくする。そこに映っていたのは、楽しそうにインタビューに答える同級生の藍里(吉本実憂)、武(芳村宗治郎)、みちる(小日向ゆか)。3人の姿を見た途端、おぞましい記憶と共に激しい憎悪に支配される硝子。全ては、10年前のあの日から始まった――。
10年前、16歳の硝子は、地味で目立たない平凡な高校生だった。スクールカースト上位の藍里たちのようなキラキラした高校生活に憧れてはいるが、殻を破る勇気もないし、自信もない。そんなある日、硝子は、ひょんなことから、カリスマ的人気の美容系配信者・徳道仁(本郷奏多)と知り合う。徳道のメイクで別人のように美しくなった硝子は、徳道の動画にモデルとして出演すると瞬く間に人気に火が付き、学校中の注目の的に。暗かった高校生活にようやく光が差した。
しかし、その活躍をねたむ藍里の策略によって、硝子は奈落の底へ突き落とされてしまう。消したくても消えない「デジタルタトゥー」。もう元には戻れない…硝子を残酷な運命が待ち受ける。
第1話の見どころは、灰原硝子が復讐を誓うシーン。自分を奈落の底に突き落とした張本人たちの楽しそうな姿を見た後に、「殺す」というセリフの時に映し出される鬼気迫る表情は復讐の鬼そのもの。また自分の家が燃えて、両親を失うシーンで見せる絶望の表情にも注目だ。
放送終了後、第1話配信と同時にドラマのスピンオフとなるTVer オリジナルストーリー『硝子の「夢」』の配信もスタート。“硝子と徳道の幸せだった時の日々”が描かれていて、硝子と徳道が笑顔のシーンが多く、本編とは対照的な青春の爽やかさがあふれるドラマが展開されていく。
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