テレビ朝日系報道番組『報道ステーション』が、2023年1月~12月の年間平均視聴率で個人全体5.9%、世帯10.4%を獲得し、自己最長となる5年連続で横並びトップとなった。(2023年1月1日~12月31日の月~金[年末年始など未放送日のぞく]の番組平均、ビデオリサーチ調べ/関東地区)
■『報道ステーション』自己最長となる5年連続で横並びトップに
『ニュースステーション』の後継番組として、2004年4月から放送を開始したテレビ朝日の看板番組『報道ステーション』。メインキャスター・大越健介の第一線のジャーナリスト、キャスターとしての豊富な経験を生かし、より深い視点・洞察を持った放送を届けてきた。2023年は年末ぎりぎりまで、極度の緊張が続く中東イスラエル・パレスチナを取材、現地から生中継したほか、昨年に引き続きウクライナの現地取材も敢行、総統選の迫る台湾では国民の本音を引き出すなど、今起きていることを自らの目で見て、話を聞き、リポートし視聴者に訴えかけた。さらに、番組独自のスクープとして「マイナンバー問題」、保険証の紐づきとの問題点を連日放送。世論を動かすきっかけも作った。
2023年4月からは安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)、スポーツキャスターとしてヒロド歩美が加入。新加入の2人もフル稼働し、WBCでの日本の歴史的勝利、バスケW杯での日本の五輪出場権獲得など、スポーツが国民全体に熱狂と感動を与える瞬間を余すところなく伝えた。さらに、侍ジャパン・栗山監督自らチェコ野球を取材した特別企画や、サッカー三苫選手の初出し独占インタビュー、本田圭佑×松岡修造の対談などの大型企画も話題に。
テレビ朝日の柳井隆史チーフプロデューサーは、今回の快挙に「視聴者の皆さんに心から感謝申し上げます」と伝えたうえで、「世界は激動の時代を迎えています。就任3年目となる大越キャスターが、戦時下のウクライナやイスラエルをはじめ、台湾、広島、沖縄など数多くのニュースの現場で直接取材を重ねてきました。またスポーツにはヒロド歩美キャスターを新たに迎え、社会現象となった大谷翔平選手の活躍や、WBC、バスケW杯、サッカーなどしっかりとお伝えしてきました。これからも、ニュースもスポーツも、日々真摯に議論を重ねて番組作りを続けていきたいと考えています」と意気込んだ。
【編集部MEMO】
テレビ朝日の2023年年間平均視聴率は個人全体で全日帯(6時~24時)3.6%・プライム帯(19~23時)5.5%となり、開局以来初めて全日・プライム2冠を獲得。全日帯は開局以来初、プライム帯は3年連続・開局以来4回目(単独は初)の1位となった。世帯では全日帯(6時~24時)6.4%・ゴールデン帯(19時~22時)9.1%・プライム帯(19時~23時)9.3%で、年間平均で開局以来初の3冠を達成。全日帯は2年連続・開局以来2回目、ゴールデン帯は2013年以来10年ぶり・開局以来2回目、プライムは4年連続・開局以来6回目の1位となった。中でも報道番組は好調で、『大下容子ワイド! スクランブル』は第1部10年連続年間横並びトップ(2023年個人全体2.8%/世帯5.4%)、第2部2年連続横並びトップ(2023年個人全体3.1/世帯6.0%)、『羽鳥慎一モーニングショー』は4年連続年間横並びトップ、7年連続 年間民放トップを獲得(2023年個人全体5.3%/世帯9.4%)を記録している。