レクサスは新型「UX300h」「UX300e」の国内仕様を発表した。「UX300h」は2024年1月上旬頃、「UX300e」は1月下旬頃の発売を予定している。
ハイブリッドとBEVにラインアップを集約
「UX」は2018年に発売となったレクサスのSUV。2023年10月末時点までに80以上の国と地域で累計約34万台を販売している。電動車販売比率90%を達成するなど、レクサスの電動車普及を牽引してきた。
今回の新型ではパワートレインをハイブリッド(HEV)と電気自動車(BEV)のみの設定とし、さらなる電動化を加速していく。
新型「UX300h」では、たゆまぬ進化を追求していく「Always On」の思想のもと、「安心とゆとり」を開発テーマとし、走りと先進装備などを中心に改良をした。
HEVモデルでは従来の「UX250h」のハイブリッドシステムの出力を向上するなど、上質ですっきりと奥深い「走りの味の深化」を果たし、車名を「UX300h」に変更した。
BEVモデル「UX300e」では、2023年3月の改良により実現した走りの深化や航続距離512kmに加え、急速充電時間を約25%短縮することでより使い勝手のいいBEVへと進化している。
両モデルともに予防安全技術は最新バージョンに進化している。コックピットの機能性も向上するとのことだ。
両モデルに共通した走りの味の深化では、ラジエーターサポートブレースの追加やロアバックパネル下端のガゼット追加などにより、クルマの素性を徹底的に鍛え、ドライブフィールをより高めるとともに、操縦安定性や上質な乗り心地を追求した。
また、ボディ制振材・遮音材を適正配置することでロードノイズなどを低減し、静粛性を引き上げた。
これらの改良を加えつつ、「Toyota Technical Center Shimoyama」で走り込むことで、あらゆる道においてユーザーが運転をより楽しめるよう徹底的に作り込んだ。
HEVモデルでは、高出力モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた新開発のハイブリッドシステムにより高出力かつ低燃費(26.3km/L)を実現。より電動車らしいダイレクト感と伸びのある加速感を持つ走りを目指した。
先進装備の面では、最新の予防安全技術「Lexus Safety System +」を導入。液晶メーターは12.3インチに大型化させた。HEVモデルにおいてもエレクトロシフトマチックを導入し、操作性の向上と上質さの追求を図った。
価格は「UX300h」が455.9万円〜565.7万円、「UX300e」が650万円/705万円。なお、北海道地区のみ価格が異なる。