昨季、中日の大島洋平が8月26日のDeNA戦でNPB史上55人目となる通算2000安打を達成した。通算1787試合での達成は、歴代9番目に早い偉業だった。
NPB通算2000安打達成を目前にしている選手を見ると、ヤクルトの青木宣親がNPB通算1929安打、今オフ中日に移籍した中島宏之が通算1928安打、彼らに続くのが平成2年生まれの浅村栄斗の通算1845安打だ。
浅村は1990年11月12日生まれの33歳。仮に今季、浅村が通算2000安打を達成すれば、平成生まれでは初の快挙となる。浅村は2008年ドラフト3位で西武に入団し、2年目の10年3月31日のソフトバンク戦で岩嵜翔(現中日)からプロ初安打・初打点を挙げた。翌11年にプロ初のシーズン100安打(117安打)以上を放つと、17年9月28日のソフトバンク戦で寺原隼人からレフト前に安打を放ち、平成生まれ初の通算1000安打を達成。楽天に移籍した21年6月10日の中日戦で藤嶋健人から平成生まれ初の通算1500安打を放った。現在13年から11年連続でシーズン100安打以上放っている。
浅村は通算「2000」安打まで残り「155」安打で、故障に強く西武時代の16年から8年連続でフル出場中。平成生まれ初の偉業達成に期待が高まるが、意外にも西武時代の18年に「175」安打放ったのを最後に、シーズン「150」安打以上放っていない。ここ3年を見ても、21年が130安打、22年が134安打、そして昨季が143安打だった。仮に今季達成できなかったとしても、これまでの実績を考えれば、通算2000安打は堅い。今季、通算2000安打を達成することができるか注目だ。
▼浅村の年度別安打数
【西武】
10年:11安打
11年:117安打
12年:99安打
13年:172安打
14年:120安打
15年:145安打
16年:172安打
17年:167安打
18年:175安打
【楽天】
19年:139安打
20年:121安打
21年:130安打
22年:134安打
23年:143安打
▼平成生まれの通算安打トップ5
1位 1845安打 浅村栄斗(楽天)[平成2年11月12日生]
2位 1696安打 丸 佳浩(巨人)[平成1年4月11日生]
3位 1591安打 菊池涼介(広島)[平成2年3月11日生]
4位 1523安打 中田 翔(中日)[平成1年4月22日生]
5位 1488安打 山田哲人(ヤクルト)[平成4年7月16日生]