女優の小芝風花が昨年12月7日、オスカープロモーション所属のタレントが東京・明治記念館に集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」に出席。2023年、3クール連続でメインキャストとして出演し、幅広い役柄を演じている小芝が実感している変化とは。

  • 小芝風花

    小芝風花 撮影:島本絵梨佳

13回目の撮影会で初参加当時を回顧

――今回の撮影会では、新たに3人が初参加となり、総勢11名で晴れ着を披露しました。

私は今回で13回目の参加になるのですが、初めて参加させていただいたのが14歳のときで、当時の私と同い歳のギュナイ滝美ちゃんと大角ゆきちゃんがいるのが感慨深いです。私が初めて参加したときの先輩方はすごく輝いていらっしゃっていて、横に並べるのが嬉しいなと思っていたので、今の自分がそういう先輩になれているのかな……と心配になりました(笑)。

――ご自身の初参加のときと比べてみて、いかがですか?

3人ともインタビューとかでもきちんと受け答えしていて、頼りがいのある子たちだなと。私はオーディションで事務所に入ったんですけど、(初めての撮影会が)その1カ月後とかで本当にほやほや(笑)。きょう初参加した14歳の2人は、14歳なのに「8年間のレギュラー番組を卒業して……」と話していて、14歳で8年間もレギュラー? とびっくり。私の14歳のときとは、比べものにならないくらいしっかりしていて、受け答えが大人でした。

  • 小芝風花

3クール連続でメインキャストとしてドラマ出演

――2023年は『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)、『転職の魔王様』(カンテレ・フジテレビ系)、『フェルマーの料理』(TBS系)と3クール連続でメインキャストとして出演するなど大活躍でした。

本当にありがたい一年でした。いただいた役柄が作品ごとに全然違ったので、役の幅が広がったなと実感しています。『波よ聞いてくれ』では、自分のイメージにない破天荒な役柄で、任せていただけるとは思っていなかったです。口も悪いし、酒癖も悪いし、まくしたてるように話して常に人をにらみつけている役だったので、私を信頼して任せてくれたのが嬉しかった。あと、とにかくあの現場はスタッフ・キャスト全員の熱量が高くて、「いい作品にするぞ!」という思いが、結果的にギャラクシー賞にも繋がったのかと思います。

最高16ページくらい1人で話しているシーンもあるなど様々な試練もありましたが、殻を破れた気がするので、今まで12年間やってきた作品の中でも1、2を争うくらい印象に残っている作品です。

  • 小芝風花
  • 小芝風花

26歳、健康への意識にも変化

――金髪姿もとても印象的でした。また、2024年もドラマ『大奥』、映画『レディ加賀』と出演作が続きます。

2024年も心身ともに健康でいたいです。やっぱり体が資本ですし、2024年は皆さんに嬉しいご報告ができる作品も決まっているので、とにかく健康に気を付けながらおもしろい作品を作れるように、丁寧にお仕事をしていきたいなと思っています。

――それは楽しみですね! 健康維持のためにやっていることはありますか?

ストレッチをしたり、鍼に行ったりとか。今まで体のことをあまり意識していなかったんですけど、今は少しでも意識的に野菜を摂るようにしたりとか、少しずつ食生活も気を使うようになってきました。今、26歳なんですが、実年齢より幼く見られることが多くて、自分でも若い気でいたんですけど、体は年齢をちゃんと重ねていたんだなと実感することが多くて……。今までのように何もケアしないままというのは、体への負担が大きいということを知った2023年でしたので、2024年は、メンテナンスをしっかりしていこうと思います!

■小芝風花
1997年4月16日生まれ。大阪府出身。2011年「ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得。2012年にドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)で女優デビューを果たした。初主演映画『魔女の宅急便』(14)での演技が評価され、第57回ブルーリボン賞・新人賞を受賞。2023年はテレビ朝日系『波よ聞いてくれ』、カンテレ・フジテレビ系『転職の魔王様』、TBS系『フェルマーの料理』などに出演。時代劇初主演となるNHK BS時代劇『あきない世傳 金と銀』が現在放送中。また、今年は18日スタートのフジテレビ系ドラマ『大奥』で主演を務めるほか、主演映画『レディ加賀』(2月9日公開)の公開も控えている。