歌手のAIが8年ぶりにau“三太郎”シリーズのCMオリジナルソング「みんながみんな英雄」を担当。歌詞を一新した「みんながみんな英雄 2024」のフルバージョンが、1日からSpotify、LINE MUSIC、Amazon Music、auスマートパスプレミアム、auスマートパスプレミアムミュージック(旧:auうたパス)などで配信される。
2024年で10年目を迎える三太郎シリーズ。楽曲「みんながみんな英雄 2024」が採用されたお正月新CM「さぁ、何やる?」編は、約160本の過去CMとイラストレーターの松本ぼっくり氏の作品を学習した生成AIを活用して制作された。
生成AIに読み込ませたのは、1秒間あたり12フレームにまで分解した三太郎のCM映像と、松本ぼっくり氏の200枚以上のイラスト。フレームごとに生成AIがアニメーション化するため、三太郎の衣装の柄や表情もフレームごとに異なる。本CMおよび歌詞の「さぁ、何やる?」というメッセージや、生成AIでCMを制作するというチャレンジを通して、「まずは踏み出すこと、それが大事だということ。」というメッセージを伝える。
AIが「みんながみんな英雄」を担当するのは、2016年の三太郎シリーズ開始時以来、8年ぶりのこと。同曲を作詞したクリエイティブディレクターの篠原誠氏は、「今年で10年目を迎える三太郎シリーズですが、初年度はインスト(楽器のみの演奏)だったため、アーティストに歌っていただくのは、実は2年目が初めてでした。その最初の曲がAIさんに歌っていただいた『みんながみんな英雄』。10年目を迎える節目のお正月CM。そして奇しくも、今回のCMは生成AIを活用したもの。クライアントも制作スタッフも、迷うことなく、ぜひAIさんにお願いしたいということになりました」とAIを起用した経緯に触れ、「当初は『みんながみんな英雄』をそのまま使おうと思っていたのですが、今回のCMのメッセージに合わせて、歌詞を一新。新しいアレンジで『みんながみんな英雄2024』が誕生しました」と制作秘話を明かした。