メルセデス・ベンツ日本はこのほど、同社のベストセラーモデル「Cクラス」にプラグインハイブリッドモデル「C 350 e スポーツ」を追加して発売した。
「Cクラス」は1982年に「190クラス」として登場して以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークとされてきたモデルだ。
現行「Cクラス」はサポートの精度を高めた安全運転支援システム、直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能なARナビゲーション、利便性が高い生体認証によるシートポジション等の設定など、フラッグシップモデルである「S」クラス譲りの新技術を多数採用している。
エクステリアとインテリアのデザインにも「Sクラス」譲りの要素を取り入れながら、随所に「Cクラス」らしいスポーティーさを表現。AMGモデルを含め、Cクラスは全ラインアップの電動化が完了している。
追加となる「C 350 e」は、電気自動車の利便性と内燃機関の安心感を兼ね備えたプラグインハイブリッドモデルだ。
最高出力204PS(150kW)、最大トルク320 Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに、容量が25.4kWhのリチウムイオンバッテリーと出力95kW、トルク440Nmの電気モーターを組み合わせている。
急速充電CHAdeMOと6.0kWの普通充電に対応。また、給電機能(V2H/V2L)を標準装備している。電気モーターのみで140km/hまで走行でき、走行可能な航続距離は110kmのため、買い物や通勤など日常では電気自動車のように使用することが可能となる。
遠方へのドライブではガソリンエンジンで充電しながら走行するなど電気モーターとガソリンエンジンのメリットを掛け合わせることで航続可能距離や充電時間を気にすることなく、安心して乗ることができる1台となっている。
価格は995万円。