JR東日本は、2024年3月16日のダイヤ改正で、常磐線いわき~原ノ町間の普通列車を対象にワンマン運転を開始すると発表した。同区間の最終列車繰上げや、いわき駅での特急「ひたち」と普通列車の接続見直しも予定している。

  • 常磐線いわき~原ノ町間の普通列車はすべてワンマン運転に(写真は「赤電」カラーのE531系5両編成)

水戸支社管内でのワンマン運転は水戸線・常磐線の小山~水戸~いわき間と水郡線の全線ですでに実施しており、来年3月のダイヤ改正から常磐線の土浦~水戸間およびいわき~原ノ町間も新たにワンマン運転の実施区間となる。E531系5両編成で運転される列車を対象としており、いわき~原ノ町間のワンマン運転はすべての普通列車で実施予定となっている。

いわき駅で特急「ひたち」との接続を見直すため、いわき~原ノ町間で一部列車の時刻を変更。現行の原ノ町駅9時15分発・いわき駅10時34分着の上り普通列車は、いわき駅で「ひたち12号」(いわき駅11時20分発、品川行)と接続可能だが、乗換時間が46分と長かった。ダイヤ改正後は時刻を30分繰り上げ、原ノ町駅8時45分発・いわき駅10時4分着で運転。いわき駅で現行より1本早い「ひたち10号」(いわき駅10時17分発、品川行)へ接続可能とし、乗換時間も13分に短縮する。

現行のいわき駅17時47分発・原ノ町駅19時16分着の下り普通列車も時刻を変更。ダイヤ改正後にいわき駅17時17分発・原ノ町駅18時35分着の列車を設定し、下り「ひたち17号」(品川駅14時45分発・いわき駅17時14分着)から3分で接続可能にする。これにより、乗換時間が30分短縮される。

いわき~原ノ町間で上り最終列車の時刻繰上げも実施。現行の最終列車は原ノ町駅20時22分発・いわき駅21時43分着だが、ダイヤ改正後は原ノ町駅の発車時刻を8分繰り上げ、同駅20時14分発に変更する。いわき駅の到着時刻は21時43分で変更しない。