紀文食品はこのほど、タイ・フランス・米国・ブラジルで実施した「新年(正月)の実態調査」の結果を発表した。調査期間は6月~7月、有効回答は各国210人。
まず、自身の国の正月(新年)はいつか尋ねたところ、タイは1月65.7%、4月14.3%、12月4.3%、フランスは1月75.7%、12月12.4%、4月2.9%、米国は1月81.9%、12月6.7%、10月2.4%、ブラジルは1月56.2%、12月28.1%、6月3.3%との結果に。タイでは4月が2位に入っており、これはソンクラーン祭りと呼ばれる「水かけ祭り」を指していると推測している。
次に正月は何をするか聞くと、タイは「旅行をする」「仏様に敬意を表して功徳を積む」「水をかける」、フランスは「パーティーをする」「ダンスをする」「家族と過ごす」、米国は「ボールドロップを見る」「パーティーをする」「花火をする」、ブラジルは「パーティーをする」「海にいく」「花火を見る」などが挙がった。
正月に食べるものについては、タイはムガータ(タイ式焼き肉)、カオチェー(冷やしがゆ)、ラープ(肉とハーブの和え物)、フランスはカキ、フォアグラ、サーモン、米国はブラックアイドビーンズ(黒目豆)、ブドウ、タマレス(メキシコ料理)、ブラジルはレンズ豆、バーベキュー、ザクロなどとなった。
紀文は、今回の調査とともに、写真家でジャーナリストの森枝卓士氏と江上料理学院副院長の江上佳奈美氏に話を聞き、その結果をまとめた「世界の正月食マップ」を作成。主な国では、中国は餃子、タイはムガータ、インドはコメのプディング、米国はホッピンジョン(豆と米の料理)が代表的な正月食として挙げられている。