テレビ朝日のバラエティ番組『ランジャタイのがんばれ地上波!』から誕生した人気コーナー「ブチギレ王決定戦」が、『ランジャタイpresents ブチギレ-1グランプリ』として、26日に1時間スペシャルの特番として放送された(現在TVer・ABEMAで配信中)。出場者たちがさまざまなものに激怒し、“ブチギレ王 No.1”を競うこの企画。今回の特番では、審査員に東野幸治を迎え、ダイアン・津田、野呂佳代、ハリウッドザコシショウ、永野、ザブングル加藤、ネコニスズ・ヤマゲンがブチギレバトルを繰り広げた……のだが、なんと東野がオープニングから現場をかき回し、トーナメントは予想だにしない展開に!? 今回は出場者一同に、見どころを自由にアピールしてもらった。
津田「まわりまわって返ってくる」
――収録お疲れ様でした! 収録の感想と、「ここが見せ場だ!」という自分のアピールポイントを教えてください。
ヤマゲン:津田さんとのバトルですね。思いの丈をぶつけたので見てほしいです。10年以上ぶりに言葉を交わせるチャンスをいただけたので、昔から抱いていた思いを伝えられてよかったです。
津田:やられたもんやで!
――ヤマゲンさんから積年の思いをぶつけられていかがでしたか。
津田:昔の自分に一喝したいですよね。ちゃんとしておかないと、まわりまわって返ってくるんだなって。若手芸人たちにもっと優しい気持ちで接さなあかんなと、冷水をピシャッとかけられた気持ちになりました。
ザコシ:僕はあまり見せ場はないですね。永野との対決も、なんであんな結果になったのかわけわかんないです!
一同:(笑)。
ザコシ:でも僕も東野さんに思いをぶつけられたので良かったです。
――あらびき団のお話も飛び出しましたね。
ザコシ:面白かったでしょ!? なんで趣旨通りやってあんなに怒られなあかんの!?
――(笑)。加藤さんは笑いあり涙ありでしたが。
加藤:そもそも、あんなオープニングを初めて経験したんです。30~40分は収録してましたよね。「鏡の自分にブチギレろ!」は、これやろう、あれやろうって色々と考えてたんですけど、それをやるのも違う空気になってしまっていたので。
やたらとエチュードをこわがる永野
――永野さんは、やたらと“エチュード”を怖がっていた姿が印象的でした。
加藤:永野さんは真っ当な流れを喜んで崩しにかかってましたね。
永野:崩してナンボという持ち味でプロデューサーに呼んでいただいたと思っているので、その使命は果たせたと思います。制作陣が編集しているときに「わ、これは!」と思うであろういいワードもたくさん出せましたね。
津田:たとえばどんなワードを?
永野:……そんな大喜利みたいなことはしてないけど。
津田:エチュード嫌いやなぁ(笑)。
――自己紹介では、「バラバラ大作戦」を内部から潰しに行くと宣言もされていました。
永野:「バラバラ」に対していい感情を持ってないんです。吉本の若手が簡単に出られて、ルームシェアのノリで喋ってるのが苦手で。僕らが子どもの頃のテレビとは違いますもん。
津田:ルームシェアのノリ(笑)。まぁ確かに、昔のテレビはもっとギラギラしてたかもしれませんね!
野呂佳代、収録終え不安抱くも「皆にツッコまれて幸せ」
――そんなメンバーの中で、唯一芸人さん以外の出場者だった野呂さん。大変だったのでは。
野呂:大変でしたね。私はただランジャタイさんと、ゴリゴリの芸人さんである皆さんにお会いしたいという気持ちで出場させていただいたのですが、今思うといなくても良かったんじゃないかと……。
一同:いやいやいやいや!
野呂:こうやって皆さんがツッコんでくださるのが幸せですよね。面白すぎて、3キロくらい痩せてると思います。
津田:痩せてるかぁ!
加藤:痩せてるかぁは失礼やろ。
津田:ちゃんと顔も作って、欲しがってくれてましたもん! これもエチュードかな? 今のエチュードどうでした?
永野:面白くなかった。
一同:(笑)。
永野:リズムが良くてふふふ、とはなったけど、面白くはないでしょ。この年でこの程度のことで笑ってたら異常でしょ。ましてやプロとしてお笑いやってるのに。
津田:そこを笑うのがバラエティですよ。
永野:そうやってずーっとバラエティマスターぶるけどさぁ。
津田:実際、この中で誰よりもバラエティマスターでしょ!
ザコシ:誰がやねん!
津田:なんですか、ひな壇にしか座ってないような人間が。
ザコシ:俺だってスカイA(CS)とかで冠番組やってんねん! メ~テレでオカルト番組のMCもやってんねん!
永野:俺もオカルト番組のMCやってる。
津田:オカルト番組ばっかりやないか!