クラシックカーの価値が一層高まってきている。職人たちの手仕事で造られたクラシックカーの魅力を余すところなく伝えるべく、ラフェスタ・ミッレミリア等を主催するFORZA S.p.Aの企画によりBSフジでは新番組を来春から放送を開始する。オーナーおよびメカニックへの精細なインタビューや、ドローンカメラを駆使した素晴らしい走行シーンなど、さまざまな角度からクラシックカーの魅力をテレビで楽しむことができそうだ。
【画像】新番組『The Classic Car～クラシックカーってカッコイイ！～』の収録風景（写真5点）
その魅力をわかりやすく！
クラシックカーならではの洗練されたカッコよさを後世に伝えたい。人類の財産であるクラシックカーを次世代に遺していかなければならない。そのような想いで制作された魅力的な自動車番組が来春2024年4月からBSフジで放送されることになった。
『The Classic Car～クラシックカーってカッコイイ！～』というタイトルの30分番組がそれで、放送枠は毎週土曜日の午後1時30分からとなる。
番組の企画制作を担当するのは、FIVA（国際クラシックカー連盟）の公認を受けているLa Festa Mille Migliaの主催者として知られるFORZA S.p.AおよびBSフジで、プロデューサーを務めるのはFORZA S.p.A代表の増田晴男氏だ。また『オクタン日本版』は車両紹介などで番組制作サポートをすることになった。
絵画、美術品、工芸品と同レベルで語るべき珠玉のオリジナルクラシックスポーツカーが挙って参加するLa Festa Mille Migliaが国際格式ラリーとして初めて開催されたのは1997年のことで、第1回大会から掲げている「古いものに敬意を」、「いくつになっても、心・少年」、「イベントに参加する全ての人々と友情の輪を広げる」という3つの基本理念を現在も継承し続けている。エントラントと次世代を担う子どもたちをはじめとする観衆が一緒になってひとつの物語を作り上げていくというスタイルも、同クラシックカーラリーならではの特徴だ。
『The Classic Car～クラシックカーってカッコイイ！～』では、La Festa Mille MigliaおよびLa Festa Primaveraに参加しているオーナーや整備を担当しているメカニックへのインタビューを収録。ガレージ訪問やドローンカメラで撮影した走行シーンなどもクラシックカーとマッチする素敵な音楽と共に届けられる予定だ。
大切な文化遺産であるクラシックカーの魅力のみならず、長きにわたって開催されてきた La Festa Mille Migliaの基本理念を映像として楽しめることもあり、まさに見所満載のコンテンツとなる。これまでさほどクラシックカーに興味がなかった自動車愛好家でも楽しめる内容となっている点もポイントとなる。アナログだからこそ味わうことができる人馬一体的な魅力がクラシックカーに深く宿っていることを、新番組を通じて知ってもらえたら幸いである。
文：高桑秀典 写真：佐藤亮太
Words：Hidenori TAKAKUWA Photography：Ryota SATO
