できる事なら事前の予約がおすすめ
ちなみに筆者が行った11月の平日の場合は、予約満了でなかったため当日窓口で購入もできましたが、誰もが閑散期に行けるわけではなく、予約前提と思ったほうがよろしいでしょう。
予約は現在「アソビュー!」のシステムを使用していますので、会員登録されているとスムーズに予約できると思います(現在のキャンセルポリシーは当日7時以降100%)。化石恐竜体験の予約は1班と2班がありますが、これは体験の順番に差があるだけなので、時間に合わせて予約されるとよいと思います。
また、恐竜研究体験は恐竜博物館の入場券とセットでの販売となります。恐竜博物館だけの入場券の場合、入場可能時間が1時間単位で設定されていて「電車に乗り遅れた」、「予想外に道路が混んでいた」、「駐車場満車で臨時駐車場に回されて時間がかかった」という事もあり得るのですが、恐竜研究体験とのセットチケットの方は恐竜博物館の入場時間に制限がなくなるという事も知っておくとよいでしょう(中途半端に早く到着しても恐竜博物館を一部だけ見て、時間調整をする事ができます)。
化石恐竜体験は小学生以上が対象かつ付き添いだけは認められません(保護者の参加が必須となっています)。小学生未満の子を連れて見せるのもNG。金槌やエアーツールを使ってのケガの可能性もありますので、事前に家でトンカチの使い方を予習していくのがよろしいと思います(CTスキャンの基礎知識もあると理解が深まると思いますが、これは帰ってからの復習に使うのがいいかも)。
クリーニング作業を体験したあとで、恐竜博物館のクリーニング室を見ると「日ごろ見慣れている(?)恐竜が形になるまで、非常に地道な努力をしている」という感慨もひとしおだと思います。筆者は今回時間の都合でクリーニング室をチラっとしか見ていないので、次回穴が開くほど見たいと考えています。
恐竜研究体験は1グループ4名での行動になるため、場合によると家族離れ離れになる可能性も否定できませんが、小学生とその保護者(相当)はなるべく同席になるように配慮があります(中学生以上の場合は別グループになる可能性があります)。
動く恐竜模型を作る世界的企業=ハローキティのポップコーンメーカーの会社?
最後にネタ話。恐竜博物館や福井駅前の「動く恐竜模型」を作っているのはココロという会社。恐竜博物館や福井駅前の展示だけでなく、大英自然史博物館にも納入実績がある大型恐竜模型のリーディングカンパニーです。
実は同社はサンリオの100%子会社で、サンリオキャラクターを使ったポップコーン自販機を作っている会社なので、ココロという会社を知らなくても子供にポップコーンをねだられた経験がある方は多いでしょう。
キャラクターポップコーンメーカーだけでなく「恐竜ポップコーンメーカー」も作っていると伺って、「これは恐竜博物館にあるのでは」と思って探したのですが、見つかりませんでした。
このポップコーンメーカーを常設で使用しているところはなく、期間限定でしか設置していないようです。でも恐竜博物館だけでなく、福井駅東口に昨年新設された福井市観光交流センターに常設されると話題になるとおもうのですが、どうでしょう?
さらに脱線しますが、サンリオのキャラクターで「ウィーアーダイナソアーズ」という、サンリオにしては珍しく男の子ウケの恐竜キャラクターがいます。
これは、サンリオピューロランド横の特設会場で30年近く前の1994年に「バージェスモンスターと巨大昆虫探検館」というイベントを行った際に合わせて作成されたキャラクターで、ピューロランドでは「(多分、バージェス動物群がテーマなのでカンブリア紀の)5億年前の多摩センターには恐竜がいた!」という内容のショーも実施されていました。
なお、来春フジテレビジョン/福井テレビが主催する「オダイバ恐竜博覧会2024」では、特別協力として福井県立恐竜博物館の名前がリストアップされているほか、ウェブサイトでは「ホンモノの岩石を叩いて恐竜化石発掘体験できるエリアも登場」とあるので、化石発掘体験か化石発掘プラスをベースとしたものになると思われます。息子・娘・孫が恐竜大好きだけど、福井まで行くのは難しいという首都圏の方は、こちらも検討されるとよろしいと思います。
福井駅前にも恐竜展示がたっぷり
もちろん福井まで行けば、西口には世界でここだけしかない屋外常設の動く恐竜模型があります。北陸新幹線の開業となる2015年にフクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンが設置され、新幹線福井駅開業を記念して来年3月までにティラノサウルスとスコミムスの追加設置を予定していました。ただ、報道によるとスコミムスの設置は開業に間に合わないそうです。
また先に紹介した福井市観光交流センターには、越前ガニを食べようとしているフクイベナートルや、夫婦のフクイティタン(運が良ければ新幹線で到着の状態で見る事ができます)が置かれており、駅から恐竜をアピールしています。