リーディングマークは12月25日、「2025年卒秋期速報版/就職人気企業ランキング」の上位100社を発表した。

調査は2023年9月〜10月、 2024年卒予定の東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生、大学院生を対象に同社主催の合同説明会、または同社会員へのWEBアンケートで 1,416人より回収。選社企業は同社がリストアップした約400社より学生1人につき第一志望企業群(5 社)を選定する形で集計している。

  • 「2025年卒秋期速報版/就職人気企業ランキング」1位〜50位

まず25卒秋期は昨年同時期と比較して、総合商社が上位5社を占める傾向は継続。メガバンク、政府系金融、不動産などの業界が順位を上げている傾向が見られた。

  • 「2025年卒秋期速報版/就職人気企業ランキング」50位〜100位

一方で、コンサル業界は順位が高止まりし、通信業界や一部企業を除く消費財・食品業界の順位が低下。総合商社は昨年同時期と同様に、五大総合商社とされる「三菱商事」「三井物産」「伊藤忠商事」「住友商事」「丸紅」がトップを占めている。

ただし、「双日」は昨年14位から15位へ、「豊田通商」は昨年23位から25位と、五大総合商社とその他総合商社で結果が分かれているほか、専門商社は「JFE商事」や「メタルワン」「長瀬産業」など、順位を伸ばしている企業が多い傾向が見られた。

金融業界は、領域によって昨年同時期からの変化が分かれ、メガバンクでは「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」「りそなグループ」「みずほフィナンシャルグループ」など順位が上昇しているほか、政府系金融機関(系統金融機関含む)でも「日本政策投資銀行」や「国際協力銀行」「商工中金」などで上昇傾向が見られる。

「農林中央金庫」は、順位は下降しているものの上位30社にランクインしている。

証券・損害保険・生命保険では、「野村證券」や「東京海上日動火災保険」「日本生命保険」「第一生命保険」など順位を下げたところが目立った。不動産業界では、「三菱地所」や「三井不動産」「森ビル」「東急不動産」「ヒューリック」などの順位が上昇している。

コンサル業界は、「野村総合研究所」や「アクセンチュア」「PwCコンサルティング」「アビームコンサルティング」など、昨年同時期に上位にランクインした企業で順位が下降した企業が見られた。

食品業界や消費財業界では、順位を上げた企業も一部見られるものの、昨年同時期と比較して下降した企業が多い傾向にあった。通信業界の順位は、全体的に昨年同時期より下降している。