大東建託はこのほど、「いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2023(全国版)」を発表した。今回は「街の幸福度ランキング」についてまとめた。調査は2019年~2023年、全国47都道府県(対象自治体1,891)に居住する20歳以上の個人80万6,722人を対象に実施。
同調査では「非常に幸福だと思う」を10点、「非常に不幸だと思う」を1点とする10段階の回答平均を、10倍して100点満点での平均値をランキング化した。
自治体別の「街の幸福度ランキング」で、1位に輝いたのは初ランクインの長野県諏訪郡原村。原村は、昨年は累計回答数が50人未満でランキング集計対象外だったが、今年は唯一偏差値80台の高い評価を得たという。居住者からは「結婚して、とりあえず不自由ない生活が送れている」(39歳女性)、「環境の良いところで家族と一緒に生活ができる」(50歳男性)といった声が寄せられている。
2位は2年連続で大阪府豊能郡豊能町、3位は昨年5位から順位を上げた徳島県板野郡板野町、4位は長野県上伊那郡飯島町、5位は和歌山県日高郡日高川町となった。
トップ10には、昨年はランキング集計対象外だった5つの自治体(長野県諏訪郡原村・長野県上伊那郡飯島町・和歌山県日高郡日高川町・山口県玖珂郡和木町・北海道勇払郡安平町)が新たにランクインした。
都道府県別の「幸福度ランキング」で、1位に選ばれたのは3年連続で奈良県。「街に誇りがある」4位、「住み続けたい街」5位に入った。2位は3年連続で滋賀県、3位は沖縄県で、「街に誇りがある」「街に愛着がある」1位、「住みたい街」3位、「住みここち」5位と、各ランキングで高評価を得た。
以降、4位は昨年3位から順位を下げた兵庫県、5位は昨年と同順位の神奈川県と続いた。