中国政府が12月22日、オンラインゲームに関する新たな規制案を発表した。ログインボーナスの廃止や、未成年者に対するガチャ提供の禁止などが盛り込まれている。その後、この規制案を緩めるかのような動きも観測されているが、オンラインゲームに費やす時間と、支出を減らすことが目的だという。これが日本のネットでも「日本でも」「原神にも刺さる?」などと話題だ。
この規制案は、「未成年者の心身の健康を保護し、オンラインゲーム産業の健全かつ秩序ある発展を促進する」ことを立法目的として、オンラインゲームにおけるログイン報酬や、初回チャージボーナス、連続チャージボーナスなどの誘導報酬の禁止のほか、ゲーム内の課金に上限を設けること、いわゆる「ガチャ」などのランダム抽選サービスにおいて、抽選回数や確率を合理的に設定し、過剰な消費を誘導しないことなどを命じるものだ。また、未成年者に対して「ガチャ」を提供してはならないという規定も含まれている。
規制案は、中国全土のメディアなどを管轄する国家新聞出版署が、意見公募を求める形で公表したものだ。来年1月22日まで意見募集を実施している。
なお今回の報道後、中国のテンセントや、ネットイースなど、IT・オンラインゲーム大手の株価が株式市場で大幅に下落するという事態になった。これを受けてなのか、現地の一部報道によると、中国産オンラインゲームの認可審査を新たに多数承認するなど、同署が規制案を緩和するスタンスを示す動きもみられているとされる。
これに日本のネット上では、「ええやん買い切り大好きやで」「これは見習うべき」「中国のガチャ規制のやつ、原神にも刺さるか?」「また規制ですか💦衰退する一方ですね」「なお、日本で規制をかけようとすると人が消える模様」「日本も真似ようよ」「まあカジノとかパチンコのようなもんだからな、規制しない方がおかしかった」「未だにガチャゲーが流行ってる国家があるらしい」「欧州でもルートボックス規制あるしな、ない方がおかしい」など、肯定と否定が交じる声が寄せられている。