富士急行線を運営する富士山麓電気鉄道は12月28日、レンタサイクルサービス「Q-BIKE」を2024年3月1日に開始すると発表した。
富士山の絶景スポットとして人気の新倉山浅間公園やレトロな街並みに近く観光周遊の拠点となる「下吉田駅」、学生の乗降が多い「都留文科大学前駅」の2駅の敷地内にポートを設置し、鉄道からの二次交通としての利用を見込む。
ドコモ・バイクシェアのシステムを採用し、同社のアプリ経由で貸出・返却手続きや料金の支払いを行えるため、たとえば千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」などと似た利用方法となる。ただし、他地域のシェアサイクルのような片道利用はできず貸出場所と同じポートへの返却が必須となること、24時間運用ではなく7時~22時の貸出となることなど、従来型のレンタサイクルの無人版といった性質が強い。
設置台数は下吉田駅に5台、都留文科大学前駅に3台となる。料金は貸出場所によって異なり、下吉田駅では1,100円/1時間~(延長料金1,100円/時間、最大料金4,400円)、都留文科大学前駅では330円/1時間~(延長料金330円/時間、最大料金1,650円)。また、会員登録不要の1日コンビニパス(下吉田駅4,400円、都留文科大学前駅1,650円)をセブン-イレブンとファミリーマートで販売する。