俳優の千葉雄大が24日、フジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ#39』の夜公演にゲスト出演し、ヒャダインとの台湾旅が上映された。
ジェンガを赤ちゃんに見立てて子守ごっこ
漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによる同イベント。今回で第7弾となる千葉とヒャダインの旅企画だが、台湾を訪れるのは2019年以来2回目だ。
最初の移動のバスで、台湾ビール「ピーチュー」が飲みたいという話題になると、その語呂が気に入った千葉から新たなキャラクター「ぴーちゅーくん」が爆誕。目を見開いて“ぴーちゅー”と鳴くその不思議な生物は、旅の縦軸として随所で登場することになる。
台北の小籠包店では、臭豆腐でひと悶着ありながらも、宿泊地のリゾートホテルへ向かうバスでは、3時間という長旅ながら絶好調。TikTokごっこ、『きょうの料理ビギナーズ』のハツ江おばあちゃんモノマネ、「私は今、何に乗っているでしょうかクイズ」などで盛り上がり、あっという間に台中郊外の「星のやグーグァン」に到着した。
ここは温泉渓谷が見渡せる絶景で、星のやならではの非日常な空間に、2人のテンションはさらに上昇。夕食にタピオカが出れば、千葉が当然『ナースのお仕事』よろしく「タ~ピ~オ~カ~!(朝倉)」と松下由樹演じる先輩になり、勢い余ってホテル従業員の大友さんに、ぴーちゅーくんの説明で絡むという暴挙に出てしまった。
部屋に戻ると、千葉が持参した大量のゲームで大はしゃぎ。ジェンガを赤ちゃんに見立てて子守ごっこしたのが記憶にないほど深酒したが、翌朝は森の中での深呼吸アクティビティで再び絶好調に。しかし、2人の総意で予定に入れた陶器の食器探しで、久保が「ダメだ。見てられない…」と、心を痛めるまさかの展開が待っていた。
そんなこともありながら、恒例の旅の思い出を振り返る歌は、ヒャダインのコーディネートから選曲した往年の名曲に乗せて、わずか15分で書き上げた歌詞を歌い上げている。
「人生は夢だらけゲーム」に手応え「素晴らしいコンテンツ」
同イベントは、これが今年最後。1年間に登場した出演者らが熱唱する恒例のこじらせソング「WE ARE THE ひとり」のVTRには、久保みねヒャダのほか、千葉、佐久間宣行プロデューサー、阿佐ヶ谷姉妹(帝劇カラオケ)、ミラクルひかる(工藤静香)、原口あきまさ(明石家さんま)、みかん(令和の黒柳徹子)、清水ミチコ、伊集院光、岩井勇気、岡村靖幸が登場した。
さらに、同番組おなじみの「とびない旅館」(青森・むつ市)主人・飛内源一郎さんが、久保が生み出した番組キャラクター「はっちゃん」の生身状態と交流する姿に、久保みねヒャダ&千葉は感慨深げ。飛内さんからの手紙に、久保は「紛争地帯だったらこじらせてる場合じゃないから、平和でなきゃね」と、しみじみ語った。
その後の会場限定タイムでは、ヒャダインと千葉が発明し、既存曲を帝国劇場で上演されるミュージカルのようにパフォーマンスする「帝劇カラオケ」を開催。さらに、ヒャダインのピアノ生伴奏を生かした新たな遊び「人生は夢だらけゲーム」も。これは、それぞれが生活で起きたうれしかったことを発表して「♪人生は夢だらけ~」(椎名林檎)と歌って締めるというもので、久保は「これもまた素晴らしいコンテンツですね」と感心していた。
会場限定の昼公演はハライチの岩井勇気をゲストに迎え、『久保みねヒャダ』最大の問題作となったアイドルオーディションごっこを展開。千葉を迎えた夜公演はオンライン配信もされ、1月7日23時59分まで追っかけ再生が可能となっている(チケットは同日18時まで販売)。
地上波フジテレビでは、12月31日(27:30~29:00)に『久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿SP』を放送し、今回の12月昼公演の模様を公開。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。
次回のライブは2月4日に開催し、有観客&オンラインの昼公演に佐久間宣行プロデューサーが登場。夜公演は、門外不出の会場限定トークが行われる。