学研ホールディングスは12月22日、「小学生・中学生白書 小学生・中学生の日常生活に関する調査」の結果を発表した。調査は10月27日~11月1日、全国の小・中学生の子どもを持つ保護者(小学生1,200名、中学生600名)を対象にインターネットで行われた。
2023年のお正月にもらったお年玉の総額(すべてを足した額)を聞いたところ、小学生では平均2万1,064円、中学生では平均2万7,255円という結果に。過去の調査と比較すると、コロナ禍の影響が一定の落ち着きを見せ、親族・親戚が集まるケースが増えたのか、小学生は2年連続の減少から増加に転じた。他方、中学生は2020年に比べて1,544円の減少となった。
小学生半数、中学生7割に「推しがいる」
続いて、“推し”がいるかと質問したところ、小学生の52.7%、中学生の66.0%が「推しがいる」と回答。特に中学生女子が高く、73.0%という結果に。“推し”のジャンルをみると、小学生男子は「YouTuber」、小学生女子は「アニメ・まんがキャラクター」、中学生男子は「YouTuber」、中学生女子は「アイドル」だった。
小学生4割・中学生6割に「悩みや不安」あり
次に、悩み事について聞いたところ、今、悩んでいることがある人の割合は、小学生では男子が42.2%、女子が41.0%と男子のほうが高くなったのに対し、中学生では男子が59.7%、女子が62.0%と女子のほうが高い結果に。今悩んでいることを教えてもらったところ、小学生は「学校での友だち関係」、中学生は「学習に関すること」が1位に。
また、不安や悩みがあるときに誰かに「相談する」と回答した割合は、小学生が89.4%、中学生は90.7%。「相談しない」と回答した人の割合は、小学生男子が最も高く11.5%、次いで中学生男子が11.3%と、いずれも男子のほうが高かった。
さらに、相談する相手を教えてもらったところ、小・中学生ともに1位は「母親」で、小学生では「父親」が2位、中学生では「友だち」が2位となった。