テレビ朝日のバラエティ番組『ランジャタイのがんばれ地上波!』から誕生した人気コーナー「ブチギレ王決定戦」が、『ランジャタイpresents ブチギレ-1グランプリ』として、26日に1時間スペシャルの特番として放送された(現在TVer・ABEMAで配信中)。出場者たちがさまざまなものに激怒し、“ブチギレ王 No.1”を競うこの企画。今回の特番では、審査員に東野幸治を迎え、ダイアン・津田、野呂佳代、ハリウッドザコシショウ、永野、ザブングル加藤、ネコニスズ・ヤマゲンがブチギレバトルを繰り広げた……のだが、なんと東野がオープニングから現場をかき回し、トーナメントは予想だにしない展開に!?
全く予定通りに進行されないイレギュラーな収録のMCを務めたのは、企画の考案者であるランジャタイと、日向坂46の松田好花。松田は、体調不良で出られなくなった齊藤京子の代役で、前日の夜に出演が決まったという。そんな松田に、収録直後にインタビュー。「変な夢を見たような感覚」と言いながらも無事やりきったMCの感想や、番組の見どころはもちろん、年始に掲げていた「積極的に色んなことに挑戦できたら」という目標の達成度についても聞いた。
芸歴7年の中で経験したことのない現場
――今回の代役は、昨日の夜に決定したとお伺いしました。急な大役、本当にお疲れ様でした!
ありがとうございます。今日はもともとオフの予定だったので、「明日は休みだ! 何をしようかな」と考えていたときに電話がかかってきて。せっかく声をかけていただいたならば、私にできることをやらせていただこうという気持ちで、今日来させていただきました。
――頼もしいです。今日の収録はいかがでしたか。
私はこのお仕事を始めて7年ほどになるのですが、これまでに経験したことのない現場というか(笑)。先ほどプロデューサーさんも、「25年やってきたけど、10位以内に入るぐらいすごい収録だった」と仰っていたんです。長くテレビの制作に携わっているプロデューサーさんがそこまでいうほどの現場にお邪魔させていただけて、とてもいい経験になったと思います。本当にずっと笑っていて「これは現実なのかな?」というような時間でした。
――笑いの絶えない現場でしたが、予期せぬ事態の連続でもあったと思います。MCとして、進行中に不安になったことはなかったですか。
不安になりました(笑)。たとえば対決に参加していないのになぜか津田さんが勝ち上がったりして、企画通りに進まないことが当たり前になっていって、普通に進むと逆にそれがレアだと感じる流れが生まれていて。何が正解なのか分からなくて、「私はどういればいいんだ!?」と思ったりもしたんですけど、MCとして「ありのままの自分でいよう」と気を落ち着けて頑張りました。
野呂佳代からのエールが力に
――共にMCを務めたランジャタイさんは心強い存在でしたか。
今回初めて共演させていただいたのですが、始まる前に名前をすごく丁寧に聞いてくれました。どんな進行をされるんだろうとドキドキしていると、早速国崎さんが、「コンタクトとかしてないので、カンペが読めないです」と言い出して、大丈夫かな!? と(笑)。でも、ランジャタイさんにしかできないMCになっていたなと思います。
――松田さんが一番笑った場面を教えてください。
ダイアン・津田さんの「鏡の自分にブチギレろ!」です。急に怒りを沸点まで持っていってブチギレるって難しいことだと思うので、本当にすごいなって。目で見て、そのままダイレクトに笑えるような“ブチギレ”で、すごく面白かったです。あとは決勝の“喉をどうするか”の言い争いにも笑わせていただきました。
――面白かったですね! そしてこの記事が公開される頃には、3時間の収録が1時間に編集されて放送されているのですが、松田さんが「ここはカットされずにオンエアしてほしい」と思ったところは。
オープニングで、とんでもない量の煙が出たところですね。煙をこんなに浴びたのは初めてでした! 東野さんが登場されてからずっと煙が出ていて、東野さんが誰がどこにいるのか分からないような状態で話していたり、皆が煙と戦ったり、逆に煙が全然出なかったり。煙を使った演出がツボだったので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいです。
――盛りだくさんの収録でしたが、今後のお仕事に活かせそうだと感じたことがあれば教えてください。
カメラが回っていないときに、野呂さんが「もし無茶振りをされても、自分からやめちゃダメだよ」ってエールをくださって、すごく心に残りました。
――実際に松田さんも煙のくだりで無茶振りをされて、果敢に挑んでましたね!
MCでも振られるんだとビックリしましたが、頑張りました! 今後はどんなポジションにいるときでも「振られるかもしれない」と、ちゃんと心構えができるような気がします。