浦和レッズへの加入が決まった井上黎生人 [写真]=三浦彩乃

 浦和レッズは27日、京都サンガF.C.からDF井上黎生人を完全移籍で獲得したことを発表した。

 1997年3月9日生まれで現在26歳の井上は、2015年に鹿児島実業高校からガイナーレ鳥取に入団。2018年からレギュラーに定着すると、2021年にファジアーノ岡山へと加入した。自身初となるJ2の舞台でリーグ戦全42試合に先発フル出場を果たし、翌年から京都でプレー。2年目となる今シーズンは明治安田生命J1リーグで28試合に出場していた。

 まず井上は、京都退団に伴い、クラブ公式サイトでコメントを発表した。

「京都サンガF.C.に関わる全ての皆様へ。2年間お世話になりました。京都サンガF.C.の12年ぶりのJ1での舞台、このスタートを共に歩むことができたこと、この場を借りて感謝申し上げます」

「ガイナーレ鳥取で6年。ファジアーノ岡山で1年。その2チームでの経験が自分の糧となり、昨年、京都サンガF.C.で夢にまで見たJ1の舞台を経験しました。怪我でサッカーができない時期や復帰しても満足のいくコンディションに辿り着くまでに時間がかかり、悩み過ごしました。そのたび、家族やチームメイトに沢山支えられ、ファンサポーターの変わらない声援や、ゲーフラを見る度に心を強く持つ事ができました。本当にありがとうございます」

「この2年間で僕は多くを学び、成長できたと感じています。今まで挑戦し続けたように、これからもそんな自分でいたいと思い、この決断に至りました。京都サンガF.C.の選手としてプレーできたこと、本当に幸せな時間でした!!変わらず見ていただけるよう感謝の気持ちを忘れず努力し続けます!!本当にお世話になりました!!」

 また、同選手は完全移籍する浦和のクラブ公式サイトで意気込みを示している。

「浦和レッズに関わる全てのみなさまへ。はじめまして、京都サンガF.C.より加入いたします、井上黎生人と申します。さらに成長するために浦和レッズに行くと決めました。J1でのキャリアは2年と少ないですが、J3から這い上がってきたハングリー精神は誰にも負けません」

「どんな大きな壁も乗り越えれるよう努力し、精進してまいります。そして、チームのみんなからたくさんを学び、謙虚な気持ちをもって成長できる1年にしたいです。よろしくお願いいたします」