プレミアリーグ第18節が26日に行われ、ニューカッスルとノッティンガム・フォレストが対戦した。
ここまで9勝7敗2分の7位につけ、本拠地『セント・ジェームズ・パーク』に17位のノッティンガム・フォレストを迎え撃つニューカッスル。19日に行われたカラバオ・カップ(リーグカップ)準々決勝のチェルシー戦では、PK戦までもつれた激闘に敗れ、惜しくもベスト4進出を逃してしまった。23日のルートン・タウン戦でも敗戦を喫し、現在公式戦2試合未勝利のなか、降格圏が目の前に迫るノッティンガム・フォレスト相手に白星を狙う。
序盤から激しいコンタクトが連発するなか、徐々にボールを握り始めたニューカッスルは、20分にペナルティエリア内で縦パスを引き出したアレクサンデル・イサクが倒されPKを獲得。そのままキッカーを務めたイサクが、落ち着いてゴール右に流し込み、ホームのニューカッスルが先制に成功した。
追いつきたいノッティンガム・フォレストも、33分にGKが前線に大きく放ったロングボールをゴンサロ・モンティエルが頭で逸らし、裏へ抜け出したアンソニー・エランガがDFラインの背後を突破。ボックス内に侵入すると、ゴール前でクリス・ウッドがフリーで駆け上がる状況でシュートを選択する。しかし、ニューカッスルのGKマルティン・ドゥブラフカに防がれ、大きなチャンスを逃してしまった。
すると、前半アディショナルタイムにエースがスコアを振り出しに戻す。ノッティンガム・フォレストが自陣ペナルティエリアでボールを奪うと、素早く前線にパスを繋いでカウンターを仕掛ける。中盤でボールを受けたモーガン・ギブス・ホワイトが、推進力のあるドリブルで相手ボックス付近まで持ち運び、右サイドで待つエランガにパスを供給。ダイレクトで折り返すと、ゴール前で待ち受けていたクリス・ウッドがネットを揺らし、貴重な同点弾を挙げた。
後半もクリス・ウッドが魅せる。53分に、再び自陣深くでボールを奪取したノッティンガム・フォレストがロングカウンターを仕掛けると、エランガのスルーパスにクリス・ウッドが反応。ボックス内での巧みなタッチからDFをかわし、GKを嘲笑うかのようなチップキックはゴールに吸い込まれ、自身のリーグ戦6得点目でノッティンガム・フォレストが逆転した。
さらに、直後の60分にもノッティンガム・フォレストのセンターバックを務めるムリージョが、左足で相手最終ラインの背後に向けて正確なロングフィードを送ると、クリス・ウッドがフリーで抜け出す。ペナルティエリア内でGKと1vs1の局面を迎えるが、キックフェイントでタイミングを外してGKを突破。確実にゴールへと蹴り込み、ハットトリックを達成した。
その後は、互いにゴールに迫るが最後まで得点は生まれず、3-1で試合は終了。ノッティンガム・フォレストが、リーグ戦8試合ぶりの白星を獲得した。次節、ニューカッスルは来月1日にアウェイでリヴァプールと対戦。ノッティンガム・フォレストは今月30日にホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 1-3 ノッティンガム・フォレスト
【得点者】
1-0 23分 アレクサンデル・イサク(PK/ニューカッスル)
1-1 45+1分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)
1-2 53分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)
1-3 60分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)