ミステリー作家・綾辻行人さんの小説「十角館の殺人」が、動画配信サービス・Huluにて、まさかの実写映像化されることが分かった。2024年3月22日から独占配信予定だ。あわせてティザービジュアルと、特報映像が公開された。ネットでは「どんな感じになるのか楽しみ」「あの一行をどう映像化するのか」などと話題となっている。

  • 綾辻行人「十角館の殺人」まさかの実写映像化、来年3月にHulu独占配信 - ネット「あの一行をどう映像化する?」

    やっぱり叙述トリックがどうなるかですね。実写「十角館の殺人」のティザービジュアル ©綾辻行人/講談社 ©NTV

「十角館の殺人」は、1987年に出版された綾辻行人さんのデビュー作で、全世界シリーズ累計670万部の大ベストセラー「館」シリーズの第1作目。十角形の奇妙な外観を持つ館・十角館が存在する角島で起こる一連の連続殺人事件を中心に展開される作品だ。緻密かつ巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながらも、たった1行で事件の真相を描くという大胆な手法がミステリー界に衝撃を与えたが、その特異性から、長年映像化は不可能と言われ続けてきた。そんな本作が今回実写映像化される。

実写版の監督は、WOWOW連続ドラマW「石の繭」や、「孤高のメス」、「相棒」などで知られる内片輝さん。内片監督は、以前から親交のあったという綾辻さんに、本作の映像化を打診したそうだ。脚本は「半沢直樹」や、「家政夫のミタゾノ」などを手がけてきた、八津弘幸さんが担当する。

今回の発表にあわせて、正十角形の間取りが特徴的な「十角館の平面図」をメインに据えたティザービジュアルと、特報映像を公開。特報映像には、原作のイメージそのままに実写としてその姿を現す十角館の館内や、角島にやってきたミス研メンバーの姿が映し出されている。

<動画>【超特報】綾辻行人の傑作ミステリー小説『十角館の殺人』実写映像化決定!Huluで2024年3月22日(金)独占配信

綾辻さんは、今回の実写化に「どうやって実写化するの? できるの? という疑念を、やはりまず抱かざるをえませんでした」、「アニメならまだしも、実写ではとうてい無理だろう、と僕自身も考えていた」とコメントしつつ、「何か彼なりの(実写化のための)アイディアがあるのだろうな、とは思いました」、「内片監督渾身の作であることは間違いないはずです。どんな仕上がりになるのか、僕も大いに楽しみにしています」と期待を寄せている。

また内片監督は、「『“あの1行”』に至るまでをいかにして映像で伝えるか、の部分」を実写化に向けて意識したそうで、「鳥肌が立ちます。一気に観たくなります。必ず2回目も観たくなります。楽しみにしていてください!」とコメントした。

ネット上では「え?マジですか!大好きな一冊です(((o(゚▽゚)o)))どうやって実写化されるのかたのしみです」「映像化するのか!たのしみ!」「これは楽しみ過ぎる!あの一行をどう映像化するのかめっちゃ気になる」「映像化出来るんですか?」「実写化されるんだね(´∀`)どんな感じになるのか楽しみだね(´ω`)」などの声が寄せられた。