海外のレビュー集積サイト・Metacriticは、2023年に発売されたゲームの中で、メディアによるレビューの評価を集計して算出される「メタスコア」が最も低かった10作品を紹介する「The Worst Videogames of 2023(2023年のワーストビデオゲーム)」を公開した。ワースト1位に選ばれたのは、「The Lord Of The Rings: Gollum」だったそうだ。

  • 2023年のワーストビデオゲーム、メタスコアが低かった10作品をランキング

    2023年ワーストゲームランキングが発表される。ユーザーの目が肥え過ぎたことも課題だったりする

「The Worst Videogames of 2023」は、2023年に発売されたゲームを対象として、12月18日時点のメタスコアで順位が決定されている。なお、批評家からのレビューが7件未満のタイトルは除外され、1つのタイトルが複数のプラットフォームで低スコアを獲得した場合、最も低いスコアのバージョンが採用される。

ワースト1位は、Daedalic Entertainmentが手がけるアクションアドベンチャーゲーム「The Lord Of The Rings: Gollum」で、メタスコアは34だった。ファンタジー小説「指輪物語」と、その前章にあたる「ホビットの冒険」の間を舞台に、ゴラムのオリジナルストーリーが描かれる本作だが、Metacriticは「ロード・オブ・ザ・リングのゲーム化作品としては史上最低」とした上で、レビュアーがゲームプレイを表現するのに何度も「退屈」などの言葉を使っていたとのこと。また、ゲームのグラフィックの低さや、ゲームを壊すバグの多さなども指摘されている。

『The Lord of the Rings: Gollum™(ザ・ロード・オブ・ザ・リング:ゴラム)』ゲームプレイトレーラー

ワースト2位には、メタスコアが35で、1992年に発売された名作アドベンチャーゲーム「Flashback」の31年ぶりとなる続編、Microidsの手がける「Flashback 2」がランクイン。ワースト3位は、Refugium Gamesによる90年代初期を舞台としたストーリー重視のサバイバルホラーゲーム「Greyhill Incident」で、メタスコアは38を記録した。

「The Worst Videogames of 2023」ワースト10作品は以下の通り。

  • 1位:The Lord Of The Rings: Gollum(メタスコア:34)
  • 2位:Flashback 2(メタスコア:35)
  • 3位:Greyhill Incident(メタスコア:38)
  • 4位:Quantum Error(メタスコア:40)
  • 5位:Testament: The Order of High-Human(メタスコア:41)
  • 6位:Crime Boss: Rockay City(メタスコア:43)
  • 7位:Hellboy: Web of Wyrd(メタスコア:47)
  • 8位:Gangs of Sherwood(メタスコア:48)
  • 9位:Loop8: Summer of Gods(メタスコア:49)
  • 10位:Gargoyles Remastered(メタスコア:49)

ネット上では「洋ゲーの中にさらっとLOOP8が混じってて吹いた」「The Day Beforeがランク外って一体どんな魔境なの」「ダイの大冒険のほうは入ってないのね」「キングコングないの?」などの声が寄せられた。しかしながら、最近は"ぶっ飛んだ"クソゲーって減ったよね。