マンチェスター・シティら複数クラブが獲得を検討するFWサヴィオ [写真]=Getty Images

 大ブレイク中のジローナに所属するFWサヴィオ・モレイラに対して、マンチェスター・シティらが獲得を検討しているようだ。25日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。

 ウィンターブレイク前最後のラ・リーガ第18節で痛恨の引き分けとなったジローナは、“冬の王者”の座を明け渡すことになったが、前半戦最大のサプライズに違いないだろう。この躍進を左サイドから牽引しているのは、ここまで18試合に出場し4得点5アシストを記録しているサヴィオだ。昨シーズンに同ポジションで頭角を現したMFロドリゴ・リケルメが保有元に復帰した今夏、後釜としてトロワからレンタル移籍で加入した19歳ドリブラーの実力は未知数の部分もあったが、それは開幕数試合の杞憂に。ブラジルの香りを感じさせる軽やかなリズムで対峙する相手選手を翻弄し、数々のチャンスを演出するなど、一躍大ブレイクを果たしている。

 そんなサヴィオに対しては、欧州複数クラブが獲得を検討しているとのことだ。具体的な名前が挙がっているのはマンチェスター・シティで、クラブ上層部は来シーズンにチームの一員に加えるというオプションを評価している模様。またスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は、現所属のジローナと保有元のトロワはともにシティ・フットボール・グループ(CFG)の傘下であることが大きな意味を持つと強調した。

 その他、ロマーノ氏によると、プレミアリーグとブンデスリーガのクラブが3000万ユーロ(約47億円)前後のオファーを提案しているという。ただ、来夏の移籍市場では何が起こってもおかしくないが、今シーズンはジローナでプレーするようだ。

 後半戦もジローナの勢いが続けば、必然とサヴィオに対する注目度も高まるが、来夏の移籍市場ではマンチェスター・シティらビッグクラブが獲得に乗り出すのだろうか。