マイナビは12月25日、「マイナビ2023年卒入社半年後調査」の結果を発表した。調査は10月25日~31日、2023年卒の社会人727名(文系男子128名、文系女子206名、理系男子185名、理系女子208名)を対象にWEBで行われた。
社会人生活を表す漢字1位は「楽」
入社してから現在までの社会人生活を表した漢字一文字を聞くと、「楽」が1位となった。次いで2位「学」「忙」、4位「苦」と続き、ポジティブな意味の漢字が前年よりもランクアップ。今年の新社会人が今の生活に前向きな様子がうかがえる結果に。
また、就職活動時の入社予定先と入社半年後の勤務先の満足度(5段階)を比較したところ、満足度の高い「満足度5」「満足度4」を選んだ割合は79.1%で、就職活動時(94.3%)より15.2pt減少。さらに、就活時から入社半年後の総合満足度の変化を比較し、「上昇」「下降」「変化なし」で分類したところ、満足度が「下降」した新社会人は40.1%だった。
「ワークライフバランスを重視してそこそこ働ければいい」が45%
人生100年時代に向けた今後の働き方として近いものを教えてもらったところ、「ワークライフバランスを重視してそこそこ働ければいい」が44.7%と前年比1.9pt増。「ある程度昇進して、管理職として仕事をしていきたい」は前年比2.4pt増の21.7%となった。
また、「お金を貯めて早期退職し悠々自適に暮らしたい」が前年比3.7pt増の31.2%、「早期リタイア・FIREしたい」が12.5%(新設設問のため前年比なし)と、「定年まで働く」以外の価値観をもつ社会人が一定数いることがわかった。
現在の上司「良い上司だ」が7割
次に、現在の上司について聞くと、69.7%が「良い上司だ」と回答。「仕事ができる」(88.4%)、「決断力・判断力がある」(87.4%)、「適切な指導をしてくれる」(83.0%)などの点を評価しているよう。一方、最も低かったのは、「キャリアの相談に乗ってくれる」(59.9%)で、唯一7割を下回った。