筑豊電気鉄道は、2022年11月をもって引退した2000形「黄電(きなでん)」のカラーリングを3000形で再現した「黄電復刻車両」を2024年1月26日から運行すると発表した。
2000形「黄電」は、福岡市内・北九州市内で西鉄の路面電車として活躍した車両を改造し、筑豊電気鉄道で1977年7月から2022年11月まで45年間にわたって活躍した。現在、NPO法人・汽車倶楽部が1編成を静態保存している。
今回、「黄電」塗装を施す車両は、筑豊電気鉄道で初のオリジナル車両となった3000形1編成(2両編成)。2000形の引退時、「黄電カラーがなくなるのは寂しい」との声が多数寄せられたため、3000形に「黄電」復刻カラーを施すこととした。
「黄電」カラーの復刻を記念し、昨年11月の引退イベントで使用したパネルをモチーフとしたアクリルキーホルダーを制作。黒崎定期券うりばと楠橋電車営業所にて、200個限定、1個500円で販売を予定している。なお、西鉄旅行による復刻車両を用いた企画や、引退した2000形に会いに行くイベント「運転体験&撮影会&汽車倶楽部へ2000形に会いに行こう」も来年予定しているという。