バルセロナ加入が内定しているアトレチコ・パラナエンセ所属のブラジル代表FWヴィトール・ロッキが、近日中に新天地のトップチームへ合流するようだ。25日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
2005年2月28日生まれで現在18歳のロッキはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。身長は172cmと小柄ながら、駆け引きや俊敏性、ゴールへの嗅覚に優れ、サッカー王国の“新たな神童”とも謳われる逸材だ。名門クルゼイロの下部組織で育ち、2022年4月からはアトレチコ・パラナエンセで活躍で活躍。同クラブではここまで公式戦通算81試合の出場で28ゴール11アシストをマークしている。
今年3月にブラジル代表デビューを飾ったロッキは、今夏の移籍市場にてバルセロナ加入が発表された。当初は2024年夏の合流が予定されていたものの、バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督がCFの陣容強化を望んでいることから、同クラブは前倒しでの加入に向けた動きを活発化。11月にはスペイン代表MFガビの長期離脱に伴い、暫定的な選手登録が可能になったことが報じられていた。
今回の報道によると、ロッキは現地時間27日水曜日にバルセロナに到着し、29日金曜日にはトップチームのトレーニングに合流する予定とのこと。早ければ来年1月4日に行われるラ・リーガ第19節のラス・パルマス戦で新天地デビューを果たす可能性もあるようだ。また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ロッキが27日水曜日にバルセロナ入りし、数日以内にトップチームでのトレーニングを開始する予定だと伝えている。
ラ・リーガ連覇を目指す今シーズンはここまで18試合を消化し、首位レアル・マドリードと「7」ポイント差の4位に留まっているバルセロナ。昨シーズンの得点王でもあるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの不調も囁かれるなか、ブラジルの“神童”の合流は浮上のきっかけとなるだろうか。今後の活躍に大きな注目が集まる。
【動画】“神童”ロッキがバルセロナのユニフォームに袖を通す!