インテルで存在感を放つ34歳のMFムヒタリアン [写真]=Getty Images

 インテルがアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとの契約延長に近づいているようだ。25日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在34歳のムヒタリアンはウクライナの強豪シャフタールで頭角を表すと、その後はドルトムントやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、ローマといった名門を渡り歩き、2022年夏に完全移籍でインテルへ加入した。昨シーズンは中盤の主力としてコッパ・イタリアおよびスーペルコッパ・イタリアーナ優勝に大きく貢献。在籍2年目の今シーズンもここまで公式戦23試合に出場し2ゴール5アシストをマークするなど存在感を放っている。

 今シーズン限りで現行契約が満了となるムヒタリアンだが、クラブは同選手のこれまでのパフォーマンスと貢献を高く評価しており、かねてから契約延長に向けた交渉を進行。今回の報道によると、両者は2025年6月30日までの新契約を締結することで概ね合意に達したという。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、インテルとムヒタリアンとの間で数週間前に口頭合意が成立していることを強調しつつ、数日以内に正式発表が行われる見込みと伝えている。

 なお、インテルはその他の主力選手との契約延長交渉も続々と進行中。イタリア代表DFフェデリコ・ディマルコや同MFニコロ・バレッラ、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスも新契約締結の可能性が高まっているようだ。また、ムヒタリアンと同じく来夏で現行契約が満了となるイタリア代表DFマッテオ・ダルミアンについては、1年間の延長オプションの発動が確実視されている。一方、オランダ代表DFデンゼル・ダンフリースとの交渉は停滞しているという。

 衰え知らずのプレーでセリエA首位を快走するチームを牽引しているムヒタリアン。2024-25シーズンもネラッズーロ(青と黒/インテルの愛称)の一員として活躍することになりそうだ。