今季からラツィオでプレーしている鎌田大地 [写真]=Getty Images

 ニューカッスルが、ラツィオ所属の日本代表MF鎌田大地の獲得を検討しているようだ。24日、イギリス紙『クロニクル・ライブ』が伝えている。

 現在27歳の鎌田はフランクフルトを昨シーズン限りで退団し、今夏の移籍市場にてラツィオに新天地を求めた。序盤戦はセリエA開幕から4試合連続でスタメンに名を連ね1ゴール1アシストを記録するなど好調を維持していたが、その後は徐々に出場機会が減少。ここまで公式戦通算20試合に出場しているものの、スタメン起用は10試合に留まっている。

 マウリツィオ・サッリ監督の下での序列低下が囁かれている鎌田だが、1月に幕を開ける冬の移籍市場にてプレミアリーグ上陸を果たす可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、今夏に獲得したイタリア代表MFサンドロ・トナーリが賭博違反による出場停止処分を受けているニューカッスルは、中盤の“駒不足”を補うべく1月の移籍市場で同ポジションの補強を検討中とのこと。ユヴェントスとの現行契約が来夏で満了となるフランス代表MFアドリアン・ラビオらと共に、鎌田も獲得候補としてリストアップされているようだ。

『クロニクル・ライブ』は、鎌田がラツィオのトップチームで出場機会を得ることに苦戦していると強調しつつ、選手本人がプレミアリーグ移籍によるステップアップを目指す可能性があると指摘。そのうえで「ニューカッスルが鎌田にとって完璧な居場所になるかもしれない」と続けている。なお、同クラブは今夏の移籍市場でも鎌田の獲得に興味を示していたようだ。

 3年間の延長オプションが付随しているものの、ラツィオとの現行契約は今シーズン限りで満了となる鎌田。今後も去就に大きな注目が集まることとなるが、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』は現時点でラツィオに鎌田を売却する意思はないとも報じている。