じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOIは12月22日、「英会話スクールや英語塾の効果に関するアンケート」の結果を発表した。同アンケートは、2023年3月1日~10月31日の間、事前調査で「子どもが英会話スクールまたは英語塾に通っている(通っていた)」と回答した東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の男女1,320人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 子どもが英会話スクールや英語塾に通った結果、【書く力】はどうなったか?

今回、対象者に対して、子どもが英会話スクールや英語塾に通った結果、英語を書く力はどうなったかを質問した。英語のライティング能力が「伸びた」と感じている親の合計は、埼玉県(55.8%)が最も高い結果に。東京都と千葉県では半数以上の親が子どもの英語ライティング能力の向上を実感していた。

  • 「伸びた」と感じる人の割合

また、「明確に伸びた」と感じているのは東京都が1位で17.3%。一方、神奈川県では「伸びた」と感じる親の合計が47.3%と他の都県に比べやや低めとなり、「英語を書く力(ライティング力)」の伸びに対する実感に地域差があることがうかがえるという。

  • 「どちらでもない」と感じる人の割合

「どちらでもない」と感じる人の割合が1番高かったのも、神奈川県。英会話スクールや英語教室に通ったものの、約2割~3割の親が子どものライティング能力の変動を特に感じていないという。

  • 「伸びていない」と感じる人の割合

また、神奈川県の親の中で、約4人に1人が子どもの英語を書く能力が「伸びなかった」と感じている結果に。同社によると、「ライティング能力は実践的な練習やフィードバックが必要なスキルであり、地域ごとの教材や指導法の違い、または教育環境の違いが影響している可能性が考えられる」としている。

  • 「伸びた」と感じていない人の割合

また、"伸びたと感じていない"人(どちらでもない+あまり+まったく伸びなかったの合計)の割合は、神奈川県が最多で、親の約半数以上(52.8%)が子どものライティング能力の伸びを実感していなかった。特に、「どちらでもない」と回答した親は27.0%で、子どものライティング力の明確な向上を感じていないことが示されている。

そのほか、千葉県・東京都でもそれぞれ48.7%・45.8%と、高い割合の親が子どものライティング能力の伸びを実感していないと回答。一方、埼玉県は「伸びていない」と感じる親の割合が最も低い36.4%という結果となった。