サガン鳥栖は25日、今夏に保有元のセレッソ大阪から東京ヴェルディに期限付き移籍したMF中原輝を完全移籍で獲得したことを発表した。
1996年7月8日生まれの中原は現在27歳。正確無比な左足のキックを武器に、プロキャリアを始めたロアッソ熊本からモンテディオ山形を経て、2022年にセレッソ大阪に加入。しかしプレータイムが限られたことで、今夏に東京ヴェルディに期限付き移籍した。すると、明治安田生命J2リーグで16試合に出場し5得点4アシストを、J1参入プレーオフでも全2試合に出場し1得点を記録するなど、16年ぶりのJ1リーグ昇格に大きく貢献。とりわけ、第41節栃木SC戦は、早い時間帯に退場者を出したことで攻めあぐねる展開となったが、0-0で迎えた82分に同選手のフリーキックが炸裂し、これが値千金の決勝点に。最終的に、4位清水エスパルスとの勝ち点差が「1」だったため、3位での参入プレーオフ進出に導いた中原は、まさに“救世主”たる存在だ。
まず、期限付き移籍期間満了に伴い東京ヴェルディを退団する中原は、クラブ公式サイトにコメントを残している。
「約半年間ありがとうございました。途中加入にもかかわらず温かく迎え入れてくれた監督、チームスタッフ、選手、そしてファン・サポーターのみなさんには感謝しかありません。みなさんとJ1昇格を果たし、とても良い経験をすることができました。みなさんとスタジアムでお会いできることを楽しみにしています。本当にありがとうございました」
次に中原は、保有元のセレッソ大阪退団に伴い、クラブ公式サイトにコメントを残している。
「約1年半ありがとうございました。悔しいことが多かったですが、セレッソでプレーすることができて良かったと思っています。この経験を無駄にせず新しい環境でチャレンジしたいと思い、移籍を決めました。皆さんに成長した姿をスタジアムで見せられるよう頑張ります。チームスタッフ、選手、ファン・サポーターの皆さん本当にありがとうございました」
最後に、サガン鳥栖に完全移籍加入する中原は、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「セレッソ大阪から加入することになりました、中原輝です。サガン鳥栖の勝利のため全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」