FC東京は25日、北海道コンサドーレ札幌からFW小柏剛を完全移籍で獲得したことを発表した。
1998年7月9日生まれの小柏は現在25歳。2021年に明治大学から北海道コンサドーレ札幌に入団した“スピードスター”は、プロ1年目から公式戦7得点5アシストをマークする活躍。その後は度重なるハムストリングの負傷に泣かされる時期もあったが、北海道コンサドーレ札幌では特別指定選手として登録された2020年夏から在籍3シーズン半で、クラブ公式戦通算78試合に出場し17得点15アシストを記録している。
まず小柏は、プロキャリアを始めた北海道コンサドーレ札幌退団に伴い、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様、いつも多大なるサポートをありがとうございます。リリースにありますように、この度FC東京に移籍することを決断しました。特別指定選手の頃を含め、約4年間本当にお世話になりました。この4年間で北海道コンサドーレ札幌というクラブ、また北海道という地に、サッカー選手としても人としても成長させていただきました。怪我により、皆様の期待に応えることができず、もどかしく苦しい時期が多くありました。しかし、どんな時もそばにいてくれる仲間そしていつも僕の復帰を待ってくれ、ピッチに戻った時には熱い応援をしてくれる最高のサポーターが支えてくださったおかげで、今の自分があると思っています。本当にありがとうございました」
「大好きなチームを去るという決断をするにあたり、サポーターの皆様に恩返しがしたい、コンサドーレでまだまだ成長したいといった想いと何度も葛藤しました。しかし、ここ最近は怪我や僕自身が伸び悩んでいたこともあり、一度環境を変える必要があると考えこの決断に至りました。僕の力不足でクラブにタイトルをもたらすことが出来ず、そしてたくさんの期待に応えることができず大変申し訳なく思っています。しかし、コンサドーレでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできたこと、札幌ドームで赤黒のユニフォームを着てプレーできたことは僕の誇りですし、この4年間本当に幸せでした。自分の夢の為に更に成長し、世界の舞台で活躍することで皆様にも誇りに思って頂ける様、精進して参ります。来季からはFC東京の所属となりますが、これからも北海道コンサドーレ札幌は僕にとって特別な存在です。今後もクラブが活気に溢れることを祈っています。重ねてになりますが、約4年間本当にありがとうございました」
また、FC東京に完全移籍加入する小柏は、クラブ公式サイトで意気込みを示している。
「FC東京に加入することになりました、小柏剛です。FC東京はタイトルを獲るべきチームだと思っています。より多くの勝利をファン・サポーターのみなさまにお届けできるよう全力で戦います。みなさまの心を掴めるよう頑張りますので、よろしくお願いします」