入団会見を行った宮川哲(撮影=別府勉)

◆ 元山との交換トレードで移籍

 西武からヤクルトにトレードで加入した宮川哲投手(28)が25日、都内の球団事務所で入団会見を行った。

 21日に元山飛優内野手(25)との交換トレードでヤクルトへの移籍が決定。背番号は「61」に決まった。

 2019年のドラフト1位右腕は、4年目の今季リリーフから先発に転向し、イースタン・リーグで防御率2.45で最優秀防御率、勝率7割5分で勝率1位に輝いた。

 宮川はトレードでの移籍が決まり「環境が変わりますけどチャンスだと思って頑張ろうと思いました」と決意。ヤクルトで「もっと勉強することはたくさんある。いろいろ教えてもらいながら、成長できたらと思っています」と話した。

 自身の強みを生かす。「強い真っすぐとカーブでしっかり抑えていけたらと思います」と意気込みを語り、来季は先発ローテ入りの期待がかかる。

 宮川は「言われたところでしっかり仕事ができるような選手になりたい」と述べ、先発なら2ケタ勝利を目標に定めた。

 今季チーム先発防御率3.95は12球団ワースト。宮川がヤクルトの救世主となれるか、注目だ。

取材・文=別府勉