ガンバ大阪は25日、サガン鳥栖から期限付き移籍中のDF中野伸哉を完全移籍で獲得したことを発表した。
2003年8月17日生まれの中野は現在20歳。サガン鳥栖の育成組織出身で、2020年8月に16歳11カ月15日でクラブ史上最年少デビューを果たした。対人守備や視野の広さを武器に本職の左サイドバック、さらにはセンターバックとしても台頭。その経歴から“リアル・アシト(漫画・アニメ『アオアシ』の主人公)”とも称される逸材は、トップチームデビューからの3年間でクラブ公式戦通算89試合に出場し1得点5アシストを記録した。また、世代別の日本代表にも選出されている。
まず中野は、育成年代から過ごしたサガン鳥栖退団に伴い、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「この度、ガンバ大阪に完全移籍することを決断しました。サガン鳥栖で活躍したいと小さい頃から思っていて、U-15からサガン鳥栖に入団し、多くのことを経験させてもらいました。U-15、U-18では全国大会優勝や日本代表選出、本当に数えきれないほどのことを学び成長することができました。トップに上がっても試合に出てたくさんのことを経験しました。決して思い通りにいくことばかりではなくて試合に出られない時期などは苦しかったですが、そんな時でも支えてくれた家族、チームメイト、監督、スタッフ、そしてサポーターの皆様には本当に感謝しかありません」
「サガン鳥栖から海外に行くと言っていたのですが、それが叶わず恩返しができないことがとても悔しいです。これからガンバ大阪で活躍し海外に行って、どんな形であれサガン鳥栖に必ず恩返しできるように頑張っていきます。別のチームになりますが、僕はサガン鳥栖というクラブが変わらずに大好きですし、少しでも気にかけてくれたら嬉しいです。またスタジアムで皆さんに会えるのを楽しみにしています。本当にありがとうございました!」
今夏にガンバ大阪に期限付き移籍加入し、公式戦6試合に出場した中野。完全移籍に切り替わった同選手は、クラブ公式サイトで意気込みを示している。
「この度、ガンバ大阪に完全移籍で加入することになりました。昨シーズンはチームの勝利に貢献できず悔しい思いをしたのでもっと努力をしてチームにとって必要となる選手になれるように頑張り、ガンバ大阪の勝利に貢献できるように戦います! 応援よろしくお願いします!」