松本山雅FCは25日、ブラジル人MFパウリーニョが2023シーズン限りで現役を引退することを発表した。また、新シーズンからは同クラブの強化担当に就任することも併せて伝えている。
2010年夏に初来日して以降、6つのJクラブに在籍したパウリーニョがスパイクを脱ぐことを決断した。1989年1月26日生まれで現在34歳。母国ブラジルのメトロポリターノでプロキャリアを始めると、グレミオ、ヴァスコ・ダ・ガマ、栃木SC、川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド千葉、湘南ベルマーレ、松本山雅FC、ファジアーノ岡山でプレー。とりわけ、2016シーズン途中から2019シーズンまでと、2022シーズンから2023シーズンまでの計5年半過ごした松本山雅FCでは、クラブ公式戦通算153試合に出場し14得点5アシストを記録した。また、Jリーグ通算としても、350試合以上に出場している。
2023シーズン限りでの現役引退と、新シーズンからの松本山雅FC強化部への入閣が発表されたパウリーニョは、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「19年間のキャリアは素晴らしいもので、私を助けて、支えてくれた皆さんに感謝しています。この13年6か月の間、日本に常に感謝し、人生においてもサッカーにおいても多くのことを学びました。また、生涯付き合う友人もたくさんできました。私を成長させてくれた日本、これまでに在籍したすべてのクラブ、サポーターに感謝します。5年半の間ピッチで私と共に闘い、見守ってくれた松本山雅FCには感謝しかありません」
「今後も私はクラブのために戦い続けます。私と同じようにこのユニフォームの為に命を捧げられる選手を見つける役割になりますが、ピッチ外でも自分の100%をこのクラブに捧げるつもりです。私の使命は、選手やチームスタッフだけでなくクラブスタッフ全員と共に、このクラブが成長し、『頂』に到達するのを手助けすることです。なぜなら、このクラブ、そして特に私たちのサポーターにはそれに値するものがあるからです。皆様のご支援をお願いいたします! 心より感謝申し上げます」