電通は12月22日、第6回 「生活者のキャッシュレス意識調査」の結果を発表した。調査は11月17日~20日、20~69歳男女1,000人を対象にインターネットで行われた。

  • 直近1年間のキャッシュレス決済利用頻度

    直近1年間のキャッシュレス決済利用頻度

調査によると、キャッシュレス決済利用者は93.5%。直近1年間の利用頻度を聞くと、キャッシュレスが利用できるところでは、40.3%の人が「100%キャッシュレス」、26.3%の人が「80%程度キャッシュレス」を利用していることが明らかに。直近1年間でキャッシュレス決済の回数が「増えた」人は59.5%、「減った」人は2.6%だった。

また、キャッシュレス決済利用者に、「二次元コードモバイル決済「カード非接触決済」「モバイル非接触決済」のうち、利用したことがある決済方法を聞いたところ、多い順に「二次元コードモバイル決済」(77.1%)、「カード非接触決済」(64.3%)、「モバイル非接触決済」(60.8%)となった。

  • キャッシュレス決済手段について最も重視すること

    キャッシュレス決済手段について最も重視すること

次に、「日常生活で能動的にポイントをためていますか?」と尋ねたところ、88.8%が「ためている」と回答。

そこで、キャッシュレス決済手段について最も重視することを聞くと、「ポイント特典」(35.4%)がダントツの1位に。次いで「支払いのやりとりが速く済む」(13.1%)、「キャッシュバック特典」(12.5%)と続いた。

  • ポイント投資・運用サービスについて

    ポイント投資・運用サービスについて

次に、スマートフォン事業者が提供しているポイントの投資・運用サービスについて、「あなたはこうしたサービスを使ったことはありますか?」と質問したところ、64.0%が「すでに利用しており、今後も利用したい」「利用していないが、今後使ってみたい」と回答。

この割合をキャッシュレス決済の利用頻度別にみると、「100%キャッシュレス決済を利用する」人(70.5%)と「現金しか使わない」人(29.0%)の差は2倍以上(41.5ポイント)となり、キャッシュレス決済の利用頻度が高い人ほど、ポイントの投資・運用サービスの利用意向が高いことがわかった。