大宮アルディージャは25日、“クバ”こと元ポーランド代表FWシュヴィルツォクとの契約更新を発表した。
1992年12月28日生まれのクバは現在30歳。抜群のシュートセンスと圧倒的なフィジカルでゴールを量産するなど、ポーランド屈指の“点取り屋”は、母国ポロニア・ビトムでプロキャリアを始めた後、国内外複数クラブを経て、2021年夏に名古屋グランパスに加入。半年間で公式戦12得点に、ルヴァン杯優勝にも貢献という文字通りの“無双”ぶりで、初となるJクラブでのシーズンを終えた。しかし同年冬に、アジアサッカー連盟(AFC)からドーピング疑惑による4年間のサッカー関連活動禁止処分を科されることに。最終的に、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への上訴が実ったが、1年以上もピッチから離れざるを得なかった。
活動禁止処分解除後の今年2月にザグウェンビェ・ルビン(ポーランド)と契約を締結すると、今夏に大宮アルディージャに加入。Jリーグ再挑戦は、2戦目で初ゴールを記録する順調な滑り出しを見せたが、終盤戦に負傷離脱を余儀なくされたことで、10試合3得点にとどまった。そしてクラブも、巻き返しが及ばすに史上初となるJ3リーグ降格の憂き目に遭っている。
新シーズンは1年でのJ2リーグ復帰が至上命令となる大宮アルディージャと契約を更新したクバは、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「ファン・サポーターの皆さま、いつも支えてくださりありがとうございます。2024シーズン、大宮アルディージャでプレーさせていただきます! 怪我を乗り越え、更に強くなってピッチに戻ります。沢山のゴールをお見せできるように、大宮アルディージャの為に全力で戦います! Merry Xmas KUBA⑩」