◆ 「ファーストで上手く試合に出ることができれば…」
21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』では「年末大反省会SP」と題して、解説陣が今季のプロ野球を語る企画を実施。スタジオ出演した解説陣が今季セ・リーグの打点王と最多安打のタイトルに輝いた牧秀悟に言及をした。
プロ入り3年目の今シーズンは全試合4番として打線を牽引し、打率.293、ホームラン29本、打点103をマーク。3月のWBCに始まり、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップまでノンストップで駆け抜けたシーズンとなった。
今季の牧秀悟について、中央大学の先輩でもある笘篠賢治氏は「アジアプロ野球チャンピオンシップで新しいキャプテンにも選ばれて、そういう立ち位置を与えられたことも彼を成長させてくれたと思いますし、来シーズンもさらに球界を代表する選手に育ってくれると期待してます。1年目からこれだけ続けて順調に活躍していることが凄いと思います」と牧の活躍を高評価。
一方で、来季のDeNAについて問われた達川光男氏は「牧をファーストにしたら優勝するかもしれませんね」と話を切り出すと、「正直、牧にセカンドは無理だと思います。守備範囲も狭くてゲッツーなんかできないですからね。ファーストで上手く試合に出ることができれば来季のDeNAは優勝すると思いますよ。オースティンが復活したらまたどうなるのか分からないですけど」と自身の見解を述べた。
その達川氏の意見を聞いた谷沢健一氏は「牧は今シーズン、そこまで難しくないセカンド後方のフライをグラブの土手に当ててエラーしていましたし、そういった意味では一塁に専念は正解かもしれませんね」と達川氏の意見に賛同する見解を述べた。
牧は来季、佐野恵太から引き継ぎ“4代目キャプテン”を務めることが決まっている。チームの顔としてどのような活躍を見せるのか、またどこのポジションを守るのか。来季も背番号2から目が離せなくなりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』