康英会 ユナイテッドクリニックグループは12月21日、「バイアグラ以外のED治療薬の認知度調査」の結果を発表した。同調査は12月1日~3日、20~60代の男性323名を対象に、インターネットで実施した。
ED治療薬にバイアグラ以外の種類が存在することを知っているか尋ねたところ、実際にED治療を受けたことがある人は88.9%が「知っている」、治療を検討したことがあるが実際に受けたことがない人の68.0%が「知っている」と答えた。一方、治療を受けたことも検討したこともない人は56.4%が「知らない」と答えている。
ED治療薬は、バイアグラのイメージが強いが、バイアグラ以外にも「レビトラ」と「シアリス」が国内で認可を受けている。「レビトラ」はバイエル薬品が製造・販売する治療薬で、「バイアグラの改良版」という立ち位置であるという。服用すると約15分~1時間で効果が現れるなど即効性の高さが特徴とのこと。
「レビトラ」についての認知度を調べたところ、ED治療を受けたことがある人でも、「よく知っている」は6割程度に留まった。治療を受けたことも検討したこともない人では、7割以上が「まったく知らない」と回答している。
ED治療薬「シアリス」は米国の製薬会社「イーライリリー・アンド・カンパニー」が販売を開始した薬で、作用時間が約24~36時間と長いことが特徴。週末に服用すれば土日にわたって効果が持続することから、欧州では「ウィークエンドピル」とも呼ばれているという。
シアリスについての認知度は、ED治療を受けたことがある人でも「よく知っている」が5割程度に留まった。その他の属性の回答を見ても、シアリスの認知度はレビトラより低くなっている。