光村図書出版は12月20日、第3回となる子どもの「好き」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は11月15日〜20日、保護者による聞き取りで小・中学校に通う児童・生徒613人を対象に行われた。
子どもが好きな学習場所は?
まず、好きな学習場所についての質問では「家の人がいる場所で学習するのが好き」の回答が64.4%で最多となった。回答率を学年別で見ると、小1〜3年では8割超(81.3%)なのに対し、中1〜3年では約4割(44.0%)にとどまり、2倍近くの差が見られる結果となっている。
学習中に分からない事があった時の解決法についての質問では、小学生は「家の人や周りの大人に聞く」が約7割(68.5%)で最多となっているが、中学生では「スマートフォン・インターネットの検索エンジンで調べる」が最も多く、7割超(71%)にのぼっている。
一日校長先生になってほしい有名人1位は「HIKAKIN」
次に、一日校長先生になってほしい有名人について尋ねてみたところ、1位は「HIKAKIN」(83件)、2位は「大谷翔平」(49件)となった。上位11人のうち、お笑いタレントが多数を占める結果となっている。
好きな余暇の過ごし方1位は「動画を見る」
好きな余暇の過ごし方についての質問では、「動画を見る(YouTubeなどの動画共有サイト)」が1位で7割超(70.6%)となった。次いで、「ゲームをする」が68.5%で続き、どちらも約7割。3位の「テレビ番組を見る」(45.4%)と大差をつけた。また、「動画を見る」は2021年・2022年の2年連続で2位であったが、今回は2年連続1位だった「ゲームをする」と逆転した。
一番頑張っていると思う人1位は「友達」
一番頑張っていると思う人について聞いてみると、約3割(30.5%)が「友達」と回答し、「自分」(21.7%)、「家族」(21.4%)がほぼ同率で続いた。小・中学生別で見ると、ともに1位は「友達」であったが、2位には小学生は「家族」(25.1%)、中学生は「自分」(28.0%)と回答している。