ピッチ外に弾かれたツィミカス(下)と転倒したクロップ監督(上)[写真]=Getty Images

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、ギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスの負傷について言及した。23日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 プレミアリーグ第18節が23日に行われ、リヴァプールはアーセナルと対戦した。試合は、開始直後の4分にFKからガブリエウ・マガリャンイスがヘディングでネットを揺らして、アウェイのアーセナルが先制に成功。追いつきたいリヴァプールも、29分にモハメド・サラーが圧倒的な個人技で同点弾を奪取。そのまま1-1のスコアでゲームは終了し、両者で勝ち点「1」ずつを分け合った。

 “首位決戦”を引き分けたことで、変わらず2位を維持することとなったリヴァプール。35分には、ツィミカスがホーム側の左サイドでイングランド代表FWブカヨ・サカと激しく接触し、負傷交代するアクシデントに見舞われた。試合後のインタビューに応じたクロップ監督は、「大きく影を落とした」とツィミカスの交代がチームのパフォーマンスに悪影響を与えたと述べつつ、「鎖骨が折れているのは明らか」と同選手の負傷状況について明かしている。

 また、ツィミカスと同じく左サイドバックが本職のスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンも、肩の負傷により長期離脱を強いられているため、「私たちにとっては受け入れるのが難しい試練だ」とコメント。続けて、接触直後はツィミカスの負傷が、「深刻な問題であったと思わなかった」と説明しながら、「コスタス(ツィミカス)が復帰するためなら、喜んで私の鎖骨を差し出したい」と同選手の離脱を嘆いた。

 一方で、ピッチ外に弾かれたツィミカスに、巻き込まれる形で転倒した自身については、「私はまったく問題なかった」と発言。「もちろん目の前で、自分が巻き込まれるようなことがあれば、それは決して良いことではない。彼の上に落ちたのか、どうして転んだのかさえわからなかった。こういうことはあってはならないことなんだ」と当時の状況を振り返っている。

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