FC東京への期限付き移籍が決まった荒木遼太郎 [写真]=兼子愼一郎

 FC東京は24日、鹿島アントラーズからMF荒木遼太郎を期限付き移籍で獲得したことを発表した。

 2002年1月29日生まれで現在21歳の荒木は、中学時代をロアッソ熊本の下部組織で過ごし、高校は東福岡高校に進学。2020年に鹿島アントラーズへと入団した。プロ1年目の開幕戦から出場機会を掴むと、明治安田生命J1リーグで26試合に出場し、2ゴール3アシストを記録した。翌年には、リーグ戦でキャリアハイとなる36試合出場10ゴール7アシストの成績を残して『ベストヤングプレーヤー賞』を受賞。同年に日本代表にも初招集された。しかし、今年はJ1で先発出場が3試合に留まるなど定位置を失っていた。

 期限付き移籍が決定した荒木は、鹿島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ここ2シーズンは自分の思うようにいかず、このタイミングで環境を変える決断をしました。自分が苦しんでいる時、ずっと支えてもらったアントラーズサポーターの方々には本当に感謝しています。プロサッカー選手の価値はピッチで示すしかないので、結果を残せるよう頑張ります」

 そして、加入するFC東京のクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。

「強い覚悟を持ってFC東京に来ました。自分の持ち味はゴールに直結するプレーなので、試合に出て結果で示し、チームの勝利に貢献したいと思います。みなさんの前でプレーできることを、楽しみにしています」