JR西日本は、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施、山口線で朝の時間帯を中心に時刻変更を行うと発表した。普通列車の他に特急「スーパーおき」も時刻を変更する。
特急「スーパーおき」は制御付自然振子装置を採用した特急形気動車キハ187系を使用し、鳥取・米子~新山口間(山陰本線・山口線経由)で上下各3本を設定。ダイヤ改正後も運転区間・本数に変更はないが、一部列車で20~40分程度の時刻繰下げ・繰上げが予定されている。
下りは「スーパーおき3号」を現行の鳥取駅9時8分発・新山口駅14時21分着から40分程度繰り下げ、鳥取駅9時44分発・新山口駅15時2分着に変更。「スーパーおき1号」は米子~益田間で現行とほぼ同時刻(一部駅で1分程度の変更あり)だが、新山口駅の到着時刻が現行の10時19分から5分繰り下げられ、10時24分に変更される。「スーパーおき5号」は現行の鳥取駅13時46分発・新山口駅19時13分着から数分繰り下げ、鳥取駅13時52分発・新山口駅19時14分着となる。
上りは「スーパーおき2号」の時刻を現行の新山口駅8時33分発・米子駅12時44分着から20~30分程度繰り下げ、新山口駅8時57分発・米子駅13時15分着に変更。現在、米子駅で「スーパーおき2号」から「スーパーまつかぜ8号」へ乗換え可能だが、ダイヤ改正後は乗換えができなくなる。「スーパーおき4号」は現行の新山口駅13時20分発・鳥取駅18時36分着から30分弱程度の繰上げを行い、新山口駅12時54分発・鳥取駅18時17分着に。「スーパーおき6号」は現行の新山口駅16時21分発・米子駅20時40分着から変更し、新山口駅16時17分発・米子駅20時43分着で運転する。
山口線では、特急「スーパーおき」の時刻変更に加え、朝の時間帯に運転される普通列車にも一部変更が生じる。新山口駅から山口方面において、朝8時台に「スーパーおき2号」の時刻を繰り下げる一方、現行の新山口駅8時55分発・山口駅9時22分着の普通列車は時刻を繰り上げ、新山口駅を8時28分に発車する宮野行として運転する。9~10時台に新山口駅を発車する普通列車3本は、発車時刻が4~5分繰下げに。現行の新山口駅9時59分発・宮野駅10時29分着の普通列車は山口~宮野間の運転を取りやめ、新山口駅10時3分発の山口行に変更する。
なお、来年3月のダイヤ改正で、東海道・山陽新幹線に新横浜駅6時3分発・博多駅10時40分着の下り「のぞみ97号」(臨時列車。連休初日や繁忙期などに運転予定)を新設。新山口駅にも停車し、到着時刻は10時4分とされている。新山口駅で同駅10時25分の普通列車(山口行)へ乗り継ぐことで、首都圏から山口市中心部へ、新幹線を利用した場合に最も早く到着できるようになるという。