帰省や旅行の中継地として賑わう東京駅。そんな東京駅にある「東京おかしランド」では、現地でしか食べられない”出来たてお菓子”が販売されていることをご存じだろうか?
先日おかしランドを初めて訪れた筆者は、揚げたてのホットスナックや限定アイスなど、おいしいメニューの多さに感動。SNSでたびたび目にしていたお菓子だけでなく、初めて見たお菓子にもウマいものが多々あった。
そこでこの記事では、おかしランドで筆者が実際に味わった定番&ニッチな7種のお菓子を紹介。帰省の寄り道や観光に適した東京おかしランドの魅力を伝えるぞ!
4つのメーカーが軒を連ねる「東京おかしランド」
なお、限定お菓子の食レポに移る前に一応説明しておくと、「東京おかしランド」とは有名お菓子メーカー4社のアンテナショップが集まった東京駅一番街の1エリアのこと。
筆者が訪れた休日9時でも子どもから大人まで30人以上が限定お菓子を楽しんでおり、混雑しているにもかかわらず幸せな雰囲気が漂う場所だった。
カルビープラス「BIGポテりこ こだわりポテトサラダ味」(430円)
4つの店舗のうち最初に訪れたのは、カルビーのアンテナショップ「カルビープラス」。オープン直後から人が列をなしており、4店舗のなかでも特に人気が高い様子がうかがえた。
はじめに注文した「BIGポテりこ こだわりポテトサラダ味」(430円)は、じゃがりこの系譜を継いだホットスナック「ポテりこ」の東京駅限定商品。
実際に頼んでみるとかなーりデカく、見た目のインパクトがすごい……!!
一口食べると、ジャガイモのふわっとした食感に思わずびっくり。ポテトサラダをそのまま揚げたかのような、柔らかな仕上がりの一品だ。
ポテりこを初めて食べた筆者はじゃがりこに近い「カリカリ食感」を想像していたのだが、良い意味で期待を裏切る口どけの良さ。
ボリューミーなため途中で飽きないか心配だったが、パセリや人参といったアクセントになる野菜のおかげで最後までおいしく完食できた。
なお、同アンテナショップでは通常サイズの「ポテりこサラダ」(340円)も販売。少量のポテりこを楽しみたい人にはそちらもおすすめだ。
おすすめ度:★★
映え度:★★★
ふわっと感:★★★
カルビープラス「ソフトクリ~ムと食べる、しあわせバタ~デラックス」(530円)
続いて食べたのは、同じくカルビープラスで販売されている「ソフトクリ~ムと食べる、しあわせバタ~デラックス」(530円)。
温かくて甘じょっぱいポテトチップスとソフトクリームの相性が最高すぎて、正直に言って3箱は食べたいウマさの品だった。
分厚いポテトチップスにはハチミツがこぼれそうなほどかかっており、その上にはマスカルポーネチーズのトッピングが。さらにパセリもかけられていて、贅沢の極みのような至福の甘みと塩気を備えたポテチに仕上がっている。
甘じょっぱい味わいだけでなく、噛むたびにじゅわっとあふれ出てくるバターの風味も魅力的。個人的には、東京駅を代表するスイーツとして布教したいほど好みのお菓子だった。
おすすめ度:★★★
映え度:★★
甘じょっぱい度:★★★
森永のおかしなおかし屋さん「森永ミルクキャラメルソフトクリーム」(450円)
店舗を変えて、今度は森永のアンテナショップ「森永のおかしなおかし屋さん」を訪問。アイスに目がない筆者は、東京駅限定のアイス「森永ミルクキャラメルソフトクリーム」(450円)を注文してみた。
手渡された瞬間に感じたのは、ほんのり焦げたキャラメルの香り。キャラメル味のアイスは安価なものから高級なものまで食べた経験があるが、ここまでキャラメルの香りがする品は初めてだったので驚いた。
うす茶色のソフトクリームは、じっくり煮詰めたかのようなコクを楽しめるまさに”キャラメル”なソフトクリーム。
横には小さなキャラメルが添えられており、冷えたキャラメルのパリッとした食感と濃厚な甘みも味わえる。
欲を言えばもう少しトッピングが欲しい…、と思っていたら、ソフトクリームの上にソースがかかった「森永ミルクキャラメルソフトクリーム キャラメルアップ」なる商品を発見。50円しか変わらないし、そちらもぜひ試したいっ!!
おすすめ度:★★
映え度:★★★
キャラメル度:★★★
森永のおかしなおかし屋さん「焼きたて ムーンライト&クレッセントセット」(650円)
森永のアンテナショップで食べた2品目は、「焼きたて ムーンライト&クレッセントセット」(650円)。森永製菓の王道中の王道ビスケット「ムーンライト」の焼きたてバージョンと、ムーンライトをチョコレートでコーティングした特別なお菓子「クレッセントムーン」がセットになっている。
焼きたてのムーンライトが楽しめるだけでもワクワクするのに、なんとこのクッキーたちは結構デカい。ICカードが入ったパスケースよりも余裕で大きく、予想外にコストパフォーマンスの高い品だった。
ムーンライトクッキーを一口食べると、バターが香る生地がホロホロ崩れて、幸せな味わいが広がっていく。焼きたてクッキーならではの、温かくてじわーっと広がる小麦の風味もたまらない……!!
クレッセントムーンクッキーには、裏までチョコレートの分厚いコーティングが。ミルクチョコの柔らかな甘みがムーンライトのおいしさをさらに向上させていて、一般販売していないのが惜しくなるようなクオリティの品だった。
なお、単品販売とセットの価格を比べると、それぞれを単品で購入するよりもセットの方が30円ほどお得。セットを注文した場合でもお手拭きは複数枚もらうことができたため、ムーンライトが好きな人にはセットでの購入をおすすめしたい。
おすすめ度:★★★
映え度:★
意外なお得度:★★★
カメダセイカ「ハッピーターン パウダーマニア」(540円)
3店舗目に訪れたのは、亀田製菓のアンテナショップ「カメダセイカ」。コンビニのレジ横にあるようなショーケースにお菓子が並んでおり、見ているだけでテンションが上がるビジュアルだ。
はじめに注文したのは、「ハッピーターン パウダーマニア」(540円)。ハッピーターンにかかっているあの"ウマい粉"が通常品の300%も使われているらしく、説明を見ただけで食欲がそそられる……。
ケースから取り出されたパウダーマニアは、ハッピーターンの本体が見えないほどに粉がかかっていてインパクト抜群。
200%のパウダーを本体に絡めてからさらに100%のパウダーをトッピングしているとのことで、粉を食べているのか米菓を食べているのかわからないほどに粉がすごい。
ほどよく甘くてしょっぱい粉は、口の中でゆっくり溶けるきめ細やかな仕上がり。きな粉をかけすぎた餅などにありがちな「ゴホゴホむせる問題」の心配はなさそうだ。
お手拭きでは拭ききれないほどの量の粉が使われているため手が汚れないか懸念していたが、透明な手袋をもらえたためひと安心。
食べ終えると見える箱の底には「アリガトウ」の文字がプリントされており、いろいろな面で心遣いが温かくて癒やされた。
おすすめ度:★★
映え度:★★
気遣い度:★★★
カメダセイカ「亀田の柿の種 揚げ種 やみうま 海苔チーズ盛り」(540円)
カメダセイカでは、新作の「亀田の柿の種 揚げ種 やみうま 海苔チーズ盛り」(540円)を追加注文。
満腹になりつつあったが、たこ焼きのようなビジュアルと”やみうま”の文字に惹かれて買ってしまった。
韓国海苔とパルメザンチーズがトッピングされており、スプーンですくっただけでごま油が香ってくる。柿の種をさっと揚げた「揚げ種」が使用されており、通常よりもパリパリ感がパワーアップしているのも嬉しい点だ。
パルメザンチーズの少しざらっとした粒と、こってりしたコクも揚げ種にベストマッチ。ごま油とチーズ、醤油の相性が控えめに言っても最高で、まさにやみうま、な品だった。
おすすめ度:★★★
映え度:★★
中毒性:★★★
Glico ALMOND DAYS「アーモンドクリームフローズン オールアーモンド」(Mサイズ 690円)
最後に訪れたのは、江崎グリコが運営するアーモンド専門店「Glico ALMOND DAYS」。ラインナップが豊富すぎて迷ったため、一番人気という「アーモンドクリームフローズン オールアーモンド」(Mサイズ 690円)を注文した。
サイズはMとLの2種類があり、クリームフローズンのサイズはMサイズのみ。
小さめのほうのサイズだったが、上にのったクリームの影響もあってかスタバのフラペチーノ並みの存在感を放っている。
ミルクはまったり濃厚で、想像以上にアーモンドの風味が感じられる素朴な味わい。アーモンドを粒ごとすりつぶしたペーストが使われており、少しザラつく舌ざわりが新鮮で面白い。
ドリンクにたっぷりトッピングされているのは、「Glico ALMOND DAYS」特製のアーモンドミルククリーム。
フローズンドリンクによくあるあっさりとした仕上がりかと思いきや、クリームのおかげでかなりコクのある品に仕上がっている。
7品目でこの大きさのドリンクはさすがに重いかと思ったが、甘さが控えめなおかげで無事に完飲。
アーモンドミルクのクリーミーな味わいと香ばしさが見事に組み合わさっており、濃厚だがくどくない、絶妙なバランスのドリンクとなっていた。
おすすめ度:★★
映え度:★★
アーモン度:★★★
限定だらけの「東京おかしランド」、寄り道でも観光でも行く価値あり!!
SNSで見たことのある品からあまり目にしないメニューまで、すべてのお菓子がおいしかった東京おかしランド。
パッケージ入りのお菓子にも限定品が多く、筆者は家族へ東京おかしランド限定のアーモンド焼菓子を購入して帰った。
”出来たてお菓子”や”限定メニュー”にワクワクするのは、大人も子どもも同じはず。帰省のついでや東京観光の目的地のひとつとして、東京おかしランドに足を運んでみてはいかがだろうか?